モバイラー中ちゃんの気まぐれ桜旅 title

1999年4月18日(日)花散らしの雨。時々強く降る。

大阪市 造幣局、京都市 御室仁和寺、二条城



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1.
造幣局では毎年「今年の桜」を選んでいる。今年の桜はウコン(鬱金)。薄い黄緑色の八重の桜だ。鬱金という植物の根で染めた色に似ていることからこの桜の名前が付いた。
1999.4.18--大阪市北区 造幣局(63K)
2.

1999.4.18--大阪市北区 造幣局(65K)
3.

1999.4.18--京都市北区 御室仁和寺(81K)
4.
縁台を桜の花びらが飾る。
1999.4.18--京都市北区 御室仁和寺(80K)
5.
二条城の桜園。
1999.4.18--京都市中京区 二条城(82K)


造幣局の桜について
問い合わせ先:
造幣局 06-6351-5361
京都市内の桜について
問い合わせ先:
京都市役所 075-222-3111

旅日記

昨日に引き続き、関西地方の遅咲きの桜を見る。

まずは造幣局へ。ここは、たくさんの種類の遅咲きの桜を集めていることで有名だ。
この辺りは明治以前から桜の名所だった。明治4年に造幣局ができた後、近くの藤堂藩蔵屋敷に集められていた様々な品種の桜がここに移植された。
明治16年に、当時の造幣局長が「局員だけの観桜ではもったいない」として、花期の数日間だけ一般にも開放するようになった。混雑緩和のため一方通行にしたことから、いつの間にか「通り抜け」と言われるようになったそうだ。
造幣局の通り抜けは今年で116年を迎えるそうだが、偶然の一致なのか、今年の桜の種類は116種類だという。
私は開門直後の午前9時過ぎに造幣局に入った。桜は多くの種類が満開だが、雨で散り始めているものもある。種類によって見頃の時期がずれるので、仕方ないだろう。
聞いていたほど人出は多くなく、しばらくは楽に桜を見ることができた。だが、更に1時間も経つと人がわんさか湧いて出て、立ち止まって写真を撮るのがかなり難しくなってきた。午前11時ごろ、少し心残りではあったが造幣局を後にする。

京都の仁和寺に着いたのは午後1時過ぎ。こちらも花散らしの雨に打たれて花を落としている種類が多い。その中で、仁和寺に多い有明(オムロアリアケ)という種類はちょうど満開らしく、桜園のあちこちで目立っていた。

ここ仁和寺では、どんな種類の桜を植えても背が高くならない。また、根元付近でたくさんの幹が枝別れをする、独特の形に成長する。
原因は土の質にあり、水分不足のために夏に枝の上部が枯死し、一方で根元からひこばえが多く出てくるため、こうした形になるのだそうだ。

最後に、去年も訪ねた二条城に立ち寄ってみた。
去年はちょうどソメイヨシノの時期だったが、今はサトザクラに満開のものが多かった。最近母がテレビで二条城の満開のシダレザクラを見たというので期待していたが、残念ながらかなり花を落としていて、華麗さが失われていた。前回もこのシダレザクラの満開の時期を見逃しているので、また一つ課題ができた。


今朝までの睡眠時間:7時間。自分にとってはちょっと短か目。酒飲み連中に深夜まで付き合わされたせいだなぁ。

今日の食事

今日の自分の車での走行距離:0Km。

今日の昼寝:東京に向かう新幹線ひかり号の中で、2時間ちょっと。

今日のお土産:
会社には、造幣局で買った「造幣せんべい」。直径10cmぐらいのおせんべいに、1円玉や10円玉などの絵柄が焼き付けてある、ちょっと笑えるお菓子だ。
自分には、京都駅で買ったわらび餅。おいしいとは感じるのだが、子供の頃に食べたわらび餅のような柔らかさがなく、ちょっと残念。

今日の宿:東京の自宅。


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