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1. この枝垂桜は若木のせいか、花付きが少し薄い感じだ。 1999.4.17--京都市上京区 善峰寺(79K) |
2. 1999.4.17--京都市上京区 善峰寺(72K) |
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3. お寺の屋根と山桜。 1999.4.17--京都府京北町 常照皇寺(80K) |
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3. 道沿いで見つけた見事な形の桜。地元の方によれば、この桜は映画に登場したことがあるらしい。その撮影の時には女優の岩下志麻が来たそうだ。 1999.4.17--京都府京北町(84K) |
4. 池の水面に映る桜。 1999.4.17--京都府八木町 廻り田池(48K) |
久しぶりに新幹線で遠出した。今日は、京都在住の友人の車に同乗させてもらい、善峰寺と常照皇寺を訪ねる。
善峰寺の枝垂桜を今年のJR東海のテレビCMやポスターで見た方もおられるだろう。私はその枝垂桜の透き通るような美しさを自分の目で確かめたいと思っていた。
だが、その大きな枝垂桜はすでにかなり花を落としていて、残念ながら美しさはもう失われていた。
去年、JR東海のCMなどで取り上げられていた高台寺の枝垂桜を見に行ったら、病気で枯れてしまって跡形もなかった。私はどうもCMの桜には縁がないようだ。
途中で観光案内所に電話をして常照皇寺の閉門時間を聞くと、何と午後4時だという。てっきりもっと遅くまで開門しているものだと思っていた。善峰寺から常照皇寺に行く道はとてもいい道とは言えなかったが、友人はかなり頑張って運転してくれた。常照皇寺に着いたのは閉門10分前。私の運転テクニックでは絶対に間に合わなかっただろう。2人して急いで石段を駆け登り、入山案内の窓口へ。
「あと10分しかないですがいいですか?」とお寺の方に尋ねられたが、ここまで来ては有名な九重桜を見ずには帰れない。料金を払い庭園に入る。
常照皇寺は南北朝時代の開山である。九重桜も開山当時からあったと伝えられているから、樹齢は600年以上ということになる。高さ約8mのシダレザクラで、長い枝は四方に伸びている。残念ながら花は散り始めていて、しだれの華麗さはあまり感じられない。
それよりも、左近の桜と言われる桜のほうが見事だった。時間がなかったので名前の由来を聞くこともできなかったが。
方丈の前にあるミクルマガエシの桜は、樹高は低いものの花付きがとても良く、まるで春の恵みを一身に受けて咲いているかのように見える。
あまりの花の美しさに、後水尾天皇がわざわざ御車を返してご覧になったことから、こう名づけられたという説がある。車を返してでももう一度見たくなる気持ちが少し分かる。
午後4時過ぎ、お寺の方に急き立てられるように境内を出た。
短い時間だったが、有名な九重桜に対面することができ、満足だった。閉門に間に合うように車を運転してくれた友人に感謝しなくてはならない。
今日の宿:インターネットの「ホテルの窓口」で予約しておいた、ホテルオークスアーリーバード大阪森ノ宮泊。「ホテルの窓口」の割引料金が適用されて、5300円で泊まれた。このホテル、防音があまり良くなくて、寝入りばなに隣の部屋の客のいびきが聞こえてきてなかなか寝付けなかったのは少し残念。