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1. 1999.4.10--神奈川県鎌倉市 鎌倉八幡宮参道の段葛(82K) |
2. 1999.4.10--神奈川県鎌倉市 鎌倉八幡宮(51K) |
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3. 1999.4.10--神奈川県鎌倉市 源氏山公園(81K) |
4. 夜の段葛。 1999.4.10--神奈川県鎌倉市 鎌倉八幡宮参道の段葛(62K) |
今日は鎌倉市で桜を見た。都心の桜はかなり散っているようだが、鎌倉の桜はまだ見頃だと聞いた。内陸に比べて、海沿いはやや花期が遅い傾向があるような気がする。
まずは鎌倉駅を出て、鎌倉八幡宮の参道にある段葛(だんかずら)へ。
段葛は、鎌倉八幡宮の参道・若宮大路の、一段高くなった部分のことを言う。八幡宮の二の鳥居から三の鳥居までの区間に設けられている。鎌倉時代初期に、源頼朝が妻・政子の安産を祈願して作った参道だそうだ。
段葛の両側にはソメイヨシノが植えられていて、歩行者は桜のトンネルをくぐって八幡宮に向かうことができる。ソメイヨシノはやや散り始めという感じだ。時折落ちてくる雨が少しずつ花びらを落とす。
私が鎌倉八幡宮に着いた頃から、雨がいっそう強くなった。
八幡宮の桜も散り始めだった。源平合戦の勝利を願って作られたという源平池の水面には、桜の花びらが漂っていた。
境内には、八幡宮本殿での結婚式に向かう晴れ姿の新郎新婦がいた。私の弟夫婦も以前ここで式を挙げたのだが、その時はちょうど修学旅行中と思われる高校生がたくさん境内にいて、弟夫婦は縁もゆかりもない女子高生たちからも祝福を受けた。今日の幸せなカップルは外国人観光客の絶好の被写体になっていた。
源氏山公園にはほとんど人がおらず、静かに花見をすることができた。ソメイヨシノの他に山桜系の桜もあるが、ソメイヨシノよりも少し花期が遅いようで、今がちょうど満開といった感じだった。
日が暮れた後に再び段葛へ。桜のライトアップは特に行なわれていないのだが、提灯の明かりに照らされて、桜がほんのり闇に浮かぶ。
桜はきれいでうれしいのだが、若いカップルが相合傘で仲良く歩いている段葛で、小雨の降る寒い中、頭にヘッドランプを付け傘も差さずにカメラのセッティングをやっていると、なんだか自分が情けなくなってくる。
鎌倉から直接自宅に帰るとせっかく買った鎌倉・江ノ島フリーきっぷの元がとれないので、フリー区間になっている江の電で一旦藤沢まで出てから帰路に着いた。江の電には久しぶりに乗ったが、やはり景色の見える昼間のほうが楽しい。
今日の宿:自宅