2008年12月13日(土) 曇り時々晴れ 東京都品川区 戸越公園、文京区 東京大学本郷キャンパス、播磨坂 |
そろそろ東京のヒマラヤザクラが見頃になっているはずだ。
おととしは本場ネパールでたくさんのヒマラヤザクラを見た(ネパールは2006年11月19日から8日間)。桜との出会いがたくさんあって、楽しい旅だった。
今日はまず戸越公園へ。ここにはヒマラヤザクラがある。10年ほど前に近所の方が贈ったものだという。ヒマラヤザクラとはかなり珍しい選択だと思う。
去年は夕方で陽が当たっていなかったため今日は午後一番に到着。でも、今日は雲が多くて太陽がなかなか顔を見せないのが残念。それに、去年よりもピンク色が少し薄く、花数も少ないように思う。去年よく見かけたメジロもほとんど来ない。桜の前にあった標識には「日本の風土には合わない」といった表記もある。
ネパールの首都カトマンズの冬は穏やかで、ここ50年くらい雪が降ったことがないくらいだそうだ。また、日本と違って台風が来ず、強い風も少ないという。やはりヒマラヤザクラは日本では育ちにくいのだろうか。去年と今年の花の違いが体調不良の兆候でなければいいのだが。
よく見るとこの木の右側にも若いヒマラヤザクラが。でも、こちらは花がかなり少なく、葉がたくさん出てしまっている。個体差なのだろうか。
偶然にも、桜愛好家のOさんと出会う。ゴールデンウイークにも多摩森林科学園でお会いしているから、今年2度目だ。桜の咲き具合の話や、来春に出版される桜の本などについての情報交換をさせていただいた。
瓦葺の門がある日本らしい風景の中、桜が咲き誇る。ネパール産とはいえ、同じ桜だからだろう、よく似合う。
これからも元気で咲き続けてほしいものだ。
続いて東京大学本郷キャンパスへ。ここには1本だけヒマラヤザクラがある。上半分は散り始め、下半分はちょうど見頃だ。桜の右側で紅葉が色を添える。
熱海にヒマラヤザクラの種を贈ったネパールの故ビレンドラ国王は東大への留学経験があるので、その縁で東大にも植えられたのかも知れない。
この桜の根元近くに物置が置かれてしまっているのが少し残念だ。
最後は播磨坂へ。Wさんからメールで教えていただいた子福桜を見つける。残念ながら暗くなってしまっていたのでいい写真は撮れない。でも、子福としてはかなり花数が多いと思う。
たまたま「光のファンタジー」というイベントが行なわれていた。染井吉野の古木にたくさんの電球が巻きつけてある。どっしりとした幹の輪郭が暗闇に浮かびあがるのが面白い。徐々に冷え込んでいく中写真を撮り続けた。
下は豚と白菜の鍋 (↑37KB) |