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2007年7月1日(日)
曇り時々雨
長野県小谷村 栂池自然園
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1.
栂池名物、岩乗り桜(私が勝手に命名しただけ(笑))。
岩の上に乗り上げて、そこから四方八方に枝を
広げている珍しい桜。
背景は白馬岳だが、今日は霧でほとんど見えない。
2007.7.1-長野県小谷村 栂池自然園(76K)
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2.
岩乗り桜のアップ。
枝によって、散り終わりと満開があるのが不思議。
葉の表裏や花のくきには毛は全くない。
2007.7.1-長野県小谷村 栂池自然園(45K)
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3.
近くにある別の桜。
タカネザクラも個体差が強く見られる。
この個体は、花のピンク色がやや濃く、
葉の表裏に細かい毛がまばらに生えている。
2007.7.1-長野県小谷村 栂池自然園(33K)
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4.
遊歩道沿いにある大桜。
残念なことにほとんど花が散っていた。
2007.7.1-長野県小谷村 栂池自然園(83K)
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旅日記
1年で2番目に難しい、7月の桜探しをしなくてはならない。(ちなみに最も難しいのは8月。)
花見の候補として挙げていたのは、蓼科山、横手山(志賀)、そして栂池なのだが、蓼科、横手の桜は今年は早くて、すでに散ってしまっているという。栂池に電話で聞くと「まだ咲き始め」とのことだったが、着いてみると「昨夜雨が降って散ったと思うので、遅かったかも知れませんねぇ」となかなかショックなことを言われた。さて、どうだろう。
自然園の遊歩道を歩くと、あぁ、大桜2本はほとんど散ってしまっている。一縷の望みを岩乗り桜に託し、さらに歩みを進める。
夏でも冷たい風を吹き出す風穴の100mほど手前、標高1860mの場所。
果たして、岩乗り桜はほぼ満開の状態で私を待っていてくれた。ラッキーだ。
これで、2001年9月にスタートした連続花見記録が71か月になった。
岩乗り桜というのは私が勝手に付けた名前だ(笑)。桜が岩を斜めに這い上がって、岩の上から四方八方に枝を伸ばしている珍しいものだ。一部散り終わりの枝があるが、多くの枝では満開になっている。種類はタカネザクラ(ミネザクラとも言う)。花は薄いピンク色で、やや小ぶりだ。
風穴の影響か、周辺の4本の桜は満開、または咲き始めといった感じだ。一方、湿原の中の桜7本は散り始めまたは散り終わりだった。
風穴から先には桜はない、と聞いていたが、今日は時間があるので、40分ほど足を延ばして浮島湿原まで行ってみた。風穴を過ぎるとアップダウンが激しくなり、来るんじゃなかった、と後悔したがもう遅い。ふらふらしながら浮島湿原に着いたが、やはり桜はなかった。
骨折り損のくたびれもうけ。でも、自分の目で確かめてみることは大事なんだと思う。
いつか時間があれば、栂池自然園の最も奥の展望湿原まで行って、桜の有無を調べてみたいものだ(往復4時間はかかるそうだ)。
さて、残念ながら仕事が忙しく、ほぼ恒例になっていた海の日の知床桜探しには行けそうにない。
なので、今シーズンの桜旅は今日でおしまいだ。
今シーズンは、昨11月にネパールに行けたのがよかった。日本でほとんど紹介されていないヒマラヤザクラには可能性を感じる。2月にイタリアとフランスで桜の木をいくつか見つけられたのもうれしいできごとだった。桜にそっくりのアーモンドがあちこちで咲いていた。
一方、3月まで絶望的な無職状態が続き、桜旅も細々と続けざるをえなかった。3月に就職してからは一転むちゃくちゃ忙しくなり、やはり桜旅は細々になった。人生ってうまくいかないものだが、収入がないよりはあったほうがはるかにいいので、我慢せざるをえまい。
今シーズンは、雑誌5冊(大人の桜旅2007、旅写真2007年3,4月号、デジタル写真生活6号、ファウラNo.15)にたくさんの写真を掲載していただいてうれしかった。ファウラ誌の表紙写真は、自生の桜と大沼と駒ケ岳(北海道)がバッチリ1枚に写りこんでいて、自分で撮ったものながらほれぼれしてしまう(笑)。
また、TBSテレビ「はなまるマーケット」に出演できたのもうれしいできごとだった。
仕事が忙しいのは辛いが、これからもいろんなやり方で桜を追いかけていきたいと思う。
というわけで、今シーズンの花見が終わりました。桜旅はしばらく夏休みをいただきます。
次は8月下旬にお会いしましょう。
食事などの価格が記載されていることがありますが、これは作成時点のものですので、お読みになっている際には変更になっている可能性もあります。
今日の食事
上左は大糸線で食べる駅弁、
上右は野いちごソフト、
下左は白馬駅前で食べるそば定食、
下右はぜいたくデザート雪苺娘(ゆきいちご)
(↑39KB)
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- 朝:自宅にて。食パンにブルーベリージャムをつけたものと、チョコレートクッキー。飲み物はそば茶。
- 昼:松本駅で買った、「嶽の國・諏訪の湖 姫のふるさと弁当」をいただく。大河ドラマ「風林火山」の由布姫にちなんだ名前なのだろう。
玉子焼、赤板、うなぎ蒲焼、さくら肉味噌焼、川エビ甘露煮、ワカサギカラ揚げ、塩丸イカ寿司、煮物(凍り豆腐、鶏肉、シイタケ、青ブキ、手まり麩)、白飯、ゆかり、茶飯、鶏そぼろ、野沢菜油炒め、甘酢生姜、野沢菜漬、カリンよせ(ゼリー風)(以上、お品書きによる)。
海から遠い信州の川の幸、山の幸を集めたぜいたくなお弁当だ。貴重な海産物は保存のためたっぷり塩漬けされて運ばれたとのことで、塩丸イカも他県では見られない珍しい食品とのことだ。
- おやつ1:自然園を出たところにある栂池山荘で、野いちご味のソフトクリームを食べる。野いちごの風味が強くて幸せ。
- 夕:JR白馬駅前のふじやというお土産屋の食堂で、そば定食。もりそばの他、ごはん、きゃらぶき、山菜の和え物、煮物。そばは細麺でつやつやしている。そばのかおりもしっかりしていてうまい。でも、もうちょっとコシがあったほうがいいかも。つゆはやや薄め。そば湯はなかなか。きゃらぶきも香りがよくて幸せ。満足の夕食だった。
- おやつ2:長野駅で雪苺娘(ゆきいちご)というお菓子に再会。いちごまるごと1個とクリームとスポンジケーキを求肥(?)で包んだボリュームあるお菓子だ。口の周りを粉で真白にしながらおいしくいただいた。
- 今朝までの睡眠時間:
- 5時間半。6時前起きで寝不足だ。うう。
- 今日の特急電車:
- 新宿7:30発のあずさ3号を白馬で下車。大糸線直通のあずさは便利なので助かる。
- 今日の新幹線:
- 長野19:05発のあさま582号を上野で下車。体調があまり良くないので、ちょっぴりお金は高くてもあずさ号より2時間早く帰れる新幹線を選んだ。(白馬から長野はバスで)。やっぱり新幹線は楽だわ。高いけど。
- 今日の昼寝:
- 行きの特急で1時間、帰りの栂池ゴンドラの中で15分、バスで30分。金曜夜も11時間も寝たのに、こりゃ仕事しすぎだわ。
- 今日自分で運転した車の走行距離:
- なし
- 今日のおみやげ:
- 会社にはりんごバターケーキと信玄餅。自分には善光寺落雁。えんどうまめの香りがよくておいしい。
- 今日の宿:
- 東京の自宅。帰ってきたくなかった。
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