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2007年2月12日(月)
曇、午前中は一時雨
イタリア ローマ ヴェネチア広場付近
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1.
がけの上の花が咲いている。
2007.2.12-イタリア ローマ ヴェネチア広場付近(58K)
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旅日記
今日は1日フリータイム。観光の合間に、昨日バスの車窓から見た花を確認する。ヴェネチア広場近くにある城壁の上に、小さな木がぽつんとあったのだ。これまで見た他の木と同様に、根元のほうからほうき状に枝が伸びている。近づけないのではっきりとは分からないが、桜というよりはアーモンドだと思う。しかし、どちらにしても、なぜこんなところに生えているのか、と思う。
ローマには桜の街路樹などもあるという。いつか桜が盛大に咲く時期に、ローマをじっくり回ってみたいものだ。
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サン・ピエトロ大聖堂。荘厳かつ巨大。
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ヴェネチア広場。
正面はヴィットリオ・エマヌエーレ2世記念堂。
今は市役所として使われている。
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今日はまだ真っ暗な早朝6時45分から朝食をとる。8時にはホテルのマイクロバスで出発。混雑する地下鉄A線に乗り、ヴァティカン市国のサン・ピエトロ大聖堂へ。観光シーズンは1,2時間待ちが当たり前だそうだが、今日は並ぶことなくスムーズに入れた。中は言葉にならないほど壮大で(確か2万人が入れるとか)、江戸時代の初めにこんな建物が作られていたとは信じられない。宝物や絵画も豊かだ。
ちなみにヴァティカン市国は世界最小の独立国。国境ははっきりとは描かれておらず、国のゲートなどもなく、パスポートを見せる必要もないので念のため。
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巨大なパンテオン。
ミケランジェロが「天使の設計」と
称えた神殿。なんと紀元1世紀に作られた。
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真実の口。
両親のたっての希望で立ち寄る(笑)。
映画「ローマの休日」に登場。
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次は徒歩20分ほどでパンテオンへ。巨大な万神殿で、作られたのはなんと紀元1世紀。約2,000年前の建物が、こうして街中に違和感なくあるというのがなんともすごい。
続いてヴェネチア広場。正面のヴィットリオ・エマヌエーレ2世記念堂(ヴィットリアーノ)はひたすら巨大。1911年にイタリアの統一を記念して作られたもの。
この広場に立ち360度ぐるっと見渡しても、古い建物ばかりで新しい建物が全く見られないのがすごい。東京には、こんな場所はないと思う。
続いて「真実の口」へ。
ここは映画「ローマの休日」に登場した場所。映画の中では、うそをつく人間がこの口に手を入れると抜けなくなると言われたけれど、実際は排水溝のふた(マンホールのようなもの)だったらしい。河の神の顔をかたどった大きな石の円盤だ。もちろん両親も私も真実の口に手を入れて記念撮影をしたが、抜けなくなるということはなかった(笑)。
さて、チルコ・マッシモ(古代の戦車競技場、競馬場に似ている)を通り抜けて地下鉄B線のチルコ・マッシモ駅へ。切符を買おうと自動販売機に5ユーロ札(800円相当)を入れると、切符は出てこないしお札も戻ってこない。しかもあたりを見回しても駅員がいない。改めて地上のTabacci(タバコ屋、日本のキオスクに近い)で切符を買い、自販機がおかしい、というと「よくあることだわ」とさらり(笑)。駅の反対側のホームに駅員がいるから申告するといいと言われてその通りにする。私たちの他にもイタリア人2人が被害にあったらしく、一緒に自販機まで戻る。でも、駅員は自販機の鍵を持っておらず(管理する会社が違うらしい)、やにわに大型冷蔵庫ほどもある自販機をがったんがったんと揺らし始める。すると、2,3分ほどでユーロのコインががっちゃがっちゃと戻り始める。私に5ユーロ、後のイタリア人に2ユーロを戻して冷蔵庫揺らしは終了。駅員さん、ありがとうございました。これからは駅では自販機を使わないことにします。
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サンタ・マリア・マッジョーレ大聖堂。
(内部は残念ながら撮影禁止。)
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食事の後、オペラ座の外観を見て、サンタ・マリア・マッジョーレ大聖堂へ。当時の法王が「今晩雪の降ったところに聖堂を建てよ」という聖母マリアのお告げの夢を見て、8月にもかかわらず実際にここに雪が降ったという伝説がある。内部のモザイクはなんと13世紀に作られたというもの。素朴だけど緻密だ。
ローマの街めぐりはとても楽しい。全く時間が足りない。
今回は入門編としておこう。いつか桜の咲く時期に、また。
食事などの価格が記載されていることがありますが、これは作成時点のものですので、お読みになっている際には変更になっている可能性もあります。
1ユーロ=160円で換算しています。
今日の食事
上左は朝食、朝食では久しぶりにハムやチーズが、
上右は昼食、カネロニが特にGOOD、
下左はローマの中心テルミニ駅の地下街でコーヒー、
下右はホテルのうまいパスタなど。
(↑48KB)
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- 朝:ホテルで、コンチネンタルブレックファスト(大陸風の簡素な朝食)。フランスパン、クロワッサン、ハム、チーズ、コーヒー、オレンジジュース。コンチネンタルだけど久しぶりにハムやチーズみたいなしょっぱいものが食べられてうれしい。
- 昼:ローマでもっとも大きいテルミニ駅近くの、U.Guilianiというレストランで、カネロニ(平たいパスタでひき肉や卵、野菜などの具を包みソースをかけてオーブンで焼いたもの)、Spaghetti al Ragu(肉とトマトソースのスパゲティ)、温野菜、パン、ミネラルウォーター(3人で分けた)。カネロニはとてもクリーミーで、素材の味が生きていてかなりおいしい。スパゲティもなかなか。温野菜(ナス、にんじん、カリフラワー、謎の青菜(笑)など)も素材がいいのかこれまたうまい。でも、トイレが修理中で使えなかったのは私たち観光客にとっては辛い。また、伝票の合計がかなり安すぎて、気立てのいいウエイトレスさんの給料から引かれるとかわいそうなので親切な私たちは教えてあげた。なのに、4回ほど計算しても彼らの答えは私たちと合わず、最後には注文していない料理まで含まれていたことが分かり外してもらう(笑)。日本で言えば東京駅前のレストランなのにこんな感じの対応だ。良くも悪くもこれがイタリア品質なのだろう(笑)。
- お茶:ローマ最大の駅 テルミニの地下街にあるwok(world oriental kitchen)というおしゃれな店で、アメリカンコーヒーとエスプレッソをいただく。どちらもなかなかのお味。
この店には日本のメニューが多い。私が勝手に訳すと、
野菜ラーメン、海老天、かにご飯、枝豆、焼そば、海老ヌードル、焼き鳥など。
おなかに余裕があったらどれか試してみたんだけど、残念。
- 夕:昨日のうまさに味をしめて、今日もホテルibisのレストランで夕食。うまいと噂のスパゲティ・カルボナーラと、Linguine al tonno(ツナソースのリングイネ(パスタ))、季節のサラダ、ミネラルウォーター(3人で分けた)、コーヒー。カルボナーラは火加減が難しい料理と言うが、火が通り過ぎず生でもない、絶妙の加熱具合。卵と生クリームの味が生きていて、味付けもバランスがいい。麺もしっかりアルデンテ(歯ごたえのいいやや固め)を保っている。こんなにおいしいカルボナーラはこれまでに食べたことがない。私たち日本人グループの間にはここのカルボナーラがうまいという評判が広がっていて、今夜はカルボナーラを注文している人が多かった(笑)。ホントはカルボナーラはスパゲティではなくて別のマカロニとの組み合わせなんだけど、頼むとスパゲティにしてくれるそうだ。ツナソースのパスタもアルデンテで、ソースもうまくてなかなか。
ローマ市街から遠いから往復に苦労したけど、食事の面では幸せなホテルだった。
- 今朝までの睡眠時間:
- 8時間。今日も眠い。
- 今日の昼寝:
- なし。
- 今日自分で運転した車の走行距離:
- なし
- 今日の宿:
- ローマ郊外のホテル イビス トルベガータ(IBIS TOR VERGATA)。ローマ市街から遠いのが残念だけど、レストランのパスタはうまい。
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イタリア ローマ環状道路付近
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