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2006年11月26日(日)
関東地方は曇のち晴れ
移動日(日本へ帰国)
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旅日記
うつらうつらしているうちに、朝6時頃、機内食のアナウンスで起こされる。3時間ぐらいしか寝ていない。
機内TVのナビ画像によれば、バンコク発のこの飛行機はもう九州上空を飛んでいるらしい。でも、窓の外には雲が広がっていて陸は見えない。
相変わらず私の下痢は治っていない。
そして、相変わらず正露丸飲んでもビオフェルミン飲んでもストッパ(急な下痢に効くという薬)飲んでも全く効かない。
やがて飛行機は雲の下に出て懐かしい日本の陸地が見えてきた。九十九里浜を横断し、飛行機はほぼ定刻で成田着。無事帰国できて良かった。
預けた荷物が出てくる間、同じツアーに参加された方に「おなかの調子が悪くて…」という話をすると、「私も何度もネパールに行っていますが、いつもそうですよ」とのこと。
生野菜のほか、あまり衛生的ではないヨーグルトも下痢の原因の可能性があるという。街なかで売っているヨーグルトはほこりだらけだったりするし、そもそも製造過程で日本人が不得意な雑菌が混じっているかも知れないとのこと。しまった。ヨーグルトはおなかにいいと思って、これまで一生懸命食べてきた。逆に悪化させていた可能性があるかも知れない。(後日、私の友人のネパール旅日記を見たら、彼も現地のヨーグルトを食べて調子が悪くなった、と書いてあった。うう、先に読んでおけばよかった。)
税関も無事パスし、名残惜しいけれどツアーの方々とお別れする。関東に住んでいれば、いずれまたお会いすることもできるだろう。
成田空港駅からJRで成田駅まで行き、乗り換える。
成田空港へ入るJRの各駅停車は、朝夕を除くと1時間に1本しかない。成田エクスプレスという高額な特急(東京まで2,940円!)に乗れない外国旅行者(特にバックパッカーなど)たちは第一印象で「日本の鉄道ってなんて不便なんだろう。後進国並みだね」なんて思うんじゃないだろうか。それに、成田エクスプレスの車両は古くてボロボロだから、特急料金払った客だって第一印象で「高い割には日本の鉄道はボロだな」と思ってるんじゃなかろうか。成田空港関連では、JRはもうちょっと努力したほうがいいと思う。
成田駅から、JRの各駅停車で鹿島神宮駅へ。そこで約40分待ちで鹿島臨海鉄道 大洗鹿島線へ乗り換え。吹きさらしのホームで待ったが、寒くて参った。ネパールの気温とはえらい違いだ。
11:48、常澄駅着。父に迎えに来てもらって、正午頃実家着。やっと旅が終わった。
トイレのある列車ばかりだったので、助かった(笑)。
旅の後半は、おなかの調子が悪くて、食べ物も減ったし行動も少し制限されたしでちょっと残念だった。
(追記:翌日医者に行ったら、「ネパールで雑菌をもらってきた可能性がある」とのことで、抗生物質をもらった。それを飲むと1日で回復した。やはり医者の薬は効く。)
これで貯金が相当減ったけれど、本当にネパールへ行ってよかった。
これからは再就職に向けて努力しなくてはならない。
近々ネパールへ行かれる方へ
ネパール旅行の参考情報をまとめておきます。参考になれば幸いです。(データは2006年現在です)
ネパールルピーは交換レート 1円≒0.59ネパールルピー(1ルピー≒1.7円)でした。
また、1ドル≒70ルピー(100ルピー≒1.4ドル)
もちろんこのレートは刻々と変わりますのでご注意ください。
- とりあえずガイドブック「地球の歩き方 ネパール」は買ったほうがいいです。巻頭と巻末のネパール情報を読んでおくといろんなヒントがあります。
- 日本と現地の貨幣価値には数十倍の格差があります。(現地の作業員さんの月収は3000円から5000円、会社勤めの人で1万円程度) なので、お金を使うときには注意したほうがいいです。例えば普通のチップで1ドル(70ネパールルピー相当)はちょっと高めです。枕銭(ベッドメイキングのチップ)は、四つ星ホテルで50ルピー程度だそうです。
- そんな訳で、1万円札を持っていくのは危険ですし(何せ現地の1ヶ月から2か月分の給料です)、両替屋で受け取ってもらいにくいようです。私は千円札を15枚くらい持っていきました。また、ドルも使えるとのことで、紙幣100ドル(10ドルとか1ドル紙幣中心)、トラベラーズチェック(T/C)を100ドル(最低額の20ドルを5枚)持って行きました。ドルとT/Cは余りました(次回どこか別の国で使うでしょう)。
- ネパールルピーは、日本で両替できる場所は1ヶ所もないらしいです(外貨にもっとも強いはずの、三菱東京UFJ銀行本店でさえ取り扱いなし(笑))。
一方、ネパール・カトマンズでは、円からルピーへの両替は比較的簡単にできます。
市中の銀行(待たされるようだし営業時間が短い) > 市中の両替屋(カトマンズでは10軒以上見かけました、夜8時過ぎまでやっている店もあって便利) > ホテル(おおむね24時間) >> 空港の銀行(手数料がかかる)、の順でレートが悪くなっていくようです。
私は市中の両替屋5ヶ所くらいを転々としてみました。どこもサービスはまあまあです。一応、最初に「手数料はかからないか? 両替証明書はもらえるか?」と確認したほうがいいです。
- ルピーから円やドルへの再両替は、それまでにルピーに両替した額の10%しかできませんのでご注意ください。また、それまでに両替した額を証明するために、もらった両替証明書(バンクレシート)をとっておく必要があります(まっとうな両替屋でしたら必ず発行してくれます)。
つまり、「必要以上の外貨を大量にルピーに両替しない。めんどうでもこまめに両替する」
「まっとうな両替屋を使い、必ず両替証明書をもらう」
ことがオススメです。
さらに、空港での再両替(ルピー→ドル)は、「ドル以下切捨て」(セントが出ない)ようなので、がっかりしないでください。(ルピー→円の再両替をした人の話を聞いたことがないですが、千円以下切捨てにされるとちょっと悲しいですね。)
- ネパールのカトマンズやポカラなどでは両替事情はいいですが、それ以外の地方は極端に悪いようですので、ご注意ください。
- ネパール人はいい人が多いですが、こと外国人に接する商売(空港職員、空港の売店の人、みやげ物店、タクシー運転手など)をしている人は、いかに外国人から金を多くとるかに苦心している人が多いようですので、支払うべき金額をしっかり把握しておいたほうがいいと思います。
- 商店には価格表示はほとんどありません。「歩き方」を読んだり、店で聞いた価格を比較したりして、相場感を把握するといいと思います。(ネパール人向け価格と、外国人向け価格が2重で設定されている感じの店がいくつかありました。)
- 値段を下げて欲しいときは、立ち去るしぐさが有効です(笑)。するとかなり値下げしてくれます。タクシーやみやげ物店でこの手が使えます。
- 日本人女性が買い物をしていて支払おうとすると、突然値上げされる場合があるようです。そんな時は男性と一緒のほうがいいかもしれません。
- ドルが使える店もありますので、ある程度のドル紙幣(1ドル札が便利)やトラベラーズチェック(最低価格の20ドル)をいくらか用意しておくといいと思います。
- カトマンズ市内のタクシーは、できるだけメーターで走ってもらいましょう。外国人の場合、タクシー運転手は、市内ではメーターを使わない言い値にしたがるようですが、それだと高くなるようです。
例えば、(メーター使わず)「言い値で200ルピー」というホテルまで、無理を言ってメーター使って料金計算してもらったら80ルピーしかしませんでした。
- 水道水や生水はもちろん飲めません。
生野菜やくだものも要注意です。生野菜やくだものをどうしても食べたいときは、ミネラルウォーターで洗う必要があります。
また、ヨーグルトもやめておいたほうがいいかも知れません。日本人が不慣れな菌が一緒に増殖している可能性があります。また、不衛生な売り方(ほこりだらけとか)をしている場合があります。
道端ではたらいに張った水に入れたとうふ(日本の技術協力で作られ、日本そっくり)も売られています。地元の人は冷やっこでも食べますが、日本人が生で食べるとおなかをこわすことがあるそうです。
衛生的か非衛生的かということの他に、日本人が慣れない菌が食品とともにいる可能性があるそうですから、それは注意するしか仕方がないですね。
- ネパールの一般の方は、1日2食+おやつです。食事は午前10時頃と夕方。2食しかしないせいか、外食で出てくるごはんの量はかなり多めです。残すのはもったいないですが、食べ過ぎないように気をつけてください(私は食べ過ぎてちょっと失敗してます(笑))。
- ネパールのペットボトルは口の部分の作りが甘くて水漏れすることがあるので、日本のペットボトルを捨てずにとっておくといいです。(ネパールに限らず、海外のボトルの作りは良くないです。日本のが最高。)
- ネパールは、英語を話す人が多いです。地方の子供でも、英語で教育する学校に通っている子がある程度いて、子供とも英語で会話できたりします。(子供を英語で教育するのが人気なのだそうです。)
でも、みんなインド同様発音が独特で、
「th」が「t」に近かったり(例:数字の3が「トゥリー」に近く聞こえました)、
「F」が「P」に近かったり(例:数字の5が「パイブ」に近く聞こえました)
します。また、アクセントの違いが独特です。なので、特に値段を聞いたりするときに気をつけたほうがいいです。
- ネパールでは、Yesのときに「首をゆっくり横に倒す(首を振る)」しぐさをする人が多いです。なので、Noと勘違いしないようにしてください。
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食事などの価格が記載されていることがありますが、これは作成時点のものですので、お読みになっている際には変更になっている可能性もあります。
今日の食事
機内でいただく朝食。
体調悪いけど、昼には実家だから
しっかり食べちゃいましょう
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- 朝:成田へ向かう機内で朝食。ワッフルとチキンソーセージの組み合わせを選んだ。他に果物、ヨーグルト。飲み物は、好きなコーヒーではなく、日本茶をもらった。
- 昼:実家にて。焼さんまをリクエストしたんだけど、近所のスーパーにはなかったとのことで、焼あじに代わる。脂が乗っていてうまい。他に、ごはん、サラダ、さといも・こんにゃく・にんじん・ごぼうなどの煮物。腸内細菌を増やそうと、納豆、キムチ、ヨーグルトも食べる。あぁ、日本での食事って安心できる。
- 今朝までの睡眠時間:
- 3時間。夜中にトイレに起きたしエコノミー席だったので眠りが浅かった。
- 今日の昼寝:
- 実家のホットカーペットの上で2時間。
- 今日自分で運転した車の走行距離:
- なし
- 今日のフライト:
- タイ・バンコク・スワンアプーム空港を前日23:40発 タイ国際航空TG642便 成田7:30到着予定(バンコクと成田の時差は-2時間で、所要5:50予定)。機材はボーイング777-200。
バンコクでは荷物を預けたけれど搭乗しなかった迷惑な客が1人おり、その人の荷物を降ろすために約30分遅れて出発(爆発物持込対策)。でも、成田到着はほぼ定刻。追い風が強かったためらしい。
- 今日の宿:
- 茨城県の実家。体調のことを除けば、帰ってきたくなかった...。
- お土産
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エヴェレストの地図。
右下にあるのはポーチ入り紅茶
各100g。
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実家と親戚のために、紅茶2種(イラム産ファーストフラッシュ(初摘み)+ネパール紅茶)を。イラム産はなかなか香りが高い。でも、店で試飲させてもらったものよりはちょっと香りが落ちるような気もするが(笑)。だまされたかな。
自分のためには、ネパールコーヒー。香りはなかなかいい。苦味がやや強く先立つ感じで、コクもある。
そしてエヴェレストの地図。ネパール側とチベット側からの登頂ルートが細かく書いてあるでっかいもの。いえ、別にエヴェレストに登るわけではないけれど、登山のロマンを求めて。この地図1,200ルピー(日本円だと2,000円ちょっと)もした。現地の作業員さんの月給の半分ぐらいもする。この地図自体が外国人向け商品なんだろう。高いのはいやだけど、例え日本で輸入物を買っても2,000円くらいしてしまうだろうと思って思い切って購入。次にエヴェレスト登頂のニュースが入ったら、ルートを地図でたどってみようと思う。
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