ここに植えられているのはチシマザクラだ。どの木も背が低い。 1998.5.29--北海道東川町旭岳温泉 ↑ click photo(70K) |
背景に見える山は旭岳。 1998.5.29--北海道東川町旭岳温泉 ↑ click photo(47K) |
熊蜂が、短い花期を惜しむかのように忙しく飛び回っていた。 1998.5.29--北海道東川町旭岳温泉 ↑ click photo(50K) |
とうとう最終目的地にやってきた。
旭岳温泉は、日本で一番遅く花見の行事を行うことで知られている。北海道東端の根室や、北端の稚内よりも桜の開花が遅いのは、1200mもある標高のせいだ。
ここには現在47本のチシマザクラがあるそうだ。例年なら、6月上旬から7月上旬にかけて見頃となるのだが、今日はすでに5分咲きで、気の早いものは満開になっている。旭岳温泉のビジターセンターの方は、5月に満開になるのは珍しいとおっしゃっていた。
私も、てっきり開花は6月上旬以降だと思っていたので、5分咲きという情報を聞いたときにはびっくりした。
チシマザクラは、一般的に背があまり高くない。ここのチシマザクラの樹高は、せいぜい1.5mといったところだ。白いふっくらした花を付けている。根室で見たチシマザクラよりも、花がやや大きいような気がする。一見するとソメイヨシノのようでもある。
今日は曇り空で、太陽がほとんど顔を見せない。天気のせいもあり、いい写真が撮れなかったのは少し残念だった。
私は桜園に2時間ほどいたが、あまり桜のことが知られていないせいか、そこを訪ねてくる方はほとんどいなかった。
私はゆっくり桜を愛でながら、一人静かに旅の目標達成の喜びをかみしめることができた。
なんとか無事にここまで到達することができた。万歳!
今日の食事
5月23日から昨日までの走行距離:873Km。
今日の走行距離:134Km。
3月21日に実家を出発してから今日までの走行距離:15,755Km。
今日の宿:塩狩温泉ユースホステル。