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2005年7月18日(月・海の日)
曇時々豪雨、のち晴れ
北海道羅臼町 羅臼湖に行ったけれど...
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1.
チシマザクラのつぼみ。
あと数日で開花しそうだが、
私は今日のうちに東京に帰らないといけない。
2005.7.18-北海道羅臼町 羅臼湖(22K)
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2.
チシマザクラを少し遠景から。
遊歩道に思い切りはみ出している。
2005.7.18-北海道羅臼町 羅臼湖(74K)
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旅日記
いよいよ3連休の最終日。おととい・昨日と見てきた羅臼湖入り口のつぼみは、果たして咲いているだろうか。
意外なことに、根を覆っていた畳5枚分ぐらいの雪はすっかり溶けていた。昨夜が暖かかったせいだろう。雪が溶けたことで桜の開花に向けての準備が整ったと言えるだろうか。つぼみの先端が薄ピンク色に見える部分も昨日よりは明らかに大きくなっている。でも、残念ながら今日中の開花は難しそうだ。
たまたま通りがかった、この辺りに詳しそうなガイドさんは、「あと3日くらいで咲くでしょう」と言っていた。そうかー、あと3日か。今日東京へ帰らないといけないのが本当に残念だ。
心残りを感じつつ、桜のもとを離れた。
この後寒冷前線の天気は悪化し、いっときほとんど前が見えないくらいの雷雨になった。同宿の若い女性は午前中に自転車で網走駅を目指すと言っていたが、雨に遭わずに到着しただろうか。
実は前夜、やはり同宿の男性Tさんが、羅臼岳に登る途中の大沢雪渓下で桜らしき木を見たという。かなり遠い距離から撮った写真をデジカメで見せてもらったが、確かに桜のようだ。
ただ、今日は天気が荒れそうなのと、東京に帰る日に登山をするのは少しリスクがあるので羅臼岳にはチャレンジしなかった。あと1日早く他の誰かが情報をくれたら連休なか日に登山をしたかも知れないが、これは言ってもしかたのないことだ。
今回は情報をいただいただけでもありがたい。Tさんに心から感謝したい。また、旅の気軽な情報交換ができるユースホステルに、再度感謝したい。
今シーズンもたくさんの桜に会うことができてとても幸せだった。
実は今年は少しだけ桜探しに行き詰っていたのだが、桜タクシーツアーをやったり、東北で地元のカメラマンに教えてもらったいくつかの場所を回ってみて、まだまだ素晴らしい桜がたくさんあることを知った。
また、本やWebの桜情報は、実は他の情報源からの引き写しが多いのではないかと感じた。私自身がこの目で確かめたり、実際に見た人の話を直接伺ったりすることで、自分が納得してすばらしいと思える桜を探し出し、桜の道をどんどん深めていきたいと思う。
岩尾別ユースホステルのペアレント(オーナー)さんがおっしゃっていた言葉が印象的なのでここで紹介しよう。ペアレントさんは知床のガイドをすでに十数年されている方だ。
「(自然の中にいるとき)自分に見える(観察できる)限界というものがある。それは、自分が慢心しなければまだ伸びるかも知れない。」
つまり、同じ自然の中にいても、その人なりの限界によって、見えるものと見えないもの、観察できるものとできないものがあるという意味だ。確かに、ネイチャーガイドさんと歩いていると、私が気づかないことを教えてくださる。それは、花や鳥の名前を知っているかどうかというのとは少し違うことだと思っていた。
そう、私が桜に行き詰まりを感じていたというのは、「もう日本中で見るべき桜はあらかた見てしまったのではないか」という慢心だったような気がする。
そういう気持ちを持たず、まだ未知のすばらしい桜があることを信じ、謙虚に桜を巡ることによって、これからも自分が知ることのできる限界というものをどんどん突破していきたいものである。
今年の桜たちよ、本当にありがとう。次に会うときまで、元気でいて欲しい。
そして、今年の旅にご協力くださいましたたくさんの皆様、本当にありがとうございました。
という訳で、今シーズンの花見は今日で終わりです。
ここまでお付き合いいただきありがとうございました。
来シーズンの花見は2005年8月下旬に始まります。
それまで、桜旅はしばし夏休みをいただきます。
今日の食事
(上左)昼食はオムレツもピラフもソースもうまいオムライス、
(上右)くりーむ童話でピュアで美味なアイス、
(下左)釧路で食べられるとは!さくさくパイ、
(下右)夕食はジューシーなカキフライ丼
(↑45KB)
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- 朝:ユースホステルにて。食パン、ピーナツクリーム、ジャム、ゆで卵、ハム、サラダ、スライスチーズ、スープ、フルーツヨーグルト、コーヒー。
- 昼:前から一度立ち寄ってみたかった、JR釧網線北浜駅に併設されている軽食&喫茶「停車場」で、オムライスデミソースを。オムレツはふわふわで、中に入っているのはオムライスには珍しい海鮮ピラフだった。デミソースも濃い味で美味。きらっと光っている感じのおいしいオムライスだった。食後に追加したコーヒーもおいしかった。
夜はフランス料理もあり、予約制(2人より)で\5,000からという。機会があったら食べてみたい。海沿いを走る夜汽車を見ながらのフランス料理はロマンティックだろうなぁ。
北浜駅は海辺まで20mで、オホーツク海に一番近い駅なのだそうだ。待合室には、旅人が残した定期券や名刺がいっぱい貼ってある。実は、10年以上前に、この駅には昔の彼女と来たことがある。そのときに並べて貼った2人の名刺はとっくにはがされていた。時間の流れを感じるなぁ。
- おやつ1:川湯にあるアイスクリーム屋のくりーむ童話で、かぼちゃアイスと流氷アイス。流氷アイスは、塩で味を調えていて、クラッシュアイスが入っている新味。塩はいやな感じではなくて、逆に甘さが引き立っている。いい原料を使っているのだろう、ピュアで透明感のある味がする。
- おやつ2:釧路の六花亭で、さくさくパイを。さくさくパイは、円筒形のパイの中にふわふわのクリームが入っているお菓子だ。クリームの水分がパイにしみてしまうため、製造後3時間で食べてください、という注意書き付。空港のお土産屋さんには置いてなくて、直営店などでゲットするしかない。お店の人に「東京まで持ちますかねー」と聞いてみると「うーん↓」という返事。本数が少なくて残念だけど、2本だけをここで食べる。外はさくさく、中はふわふわ。こちらもクリームは透明感のある軽快な味わい。きっと北海道の新鮮で良質な乳製品を使っているせいだろう。
- 夕:釧路空港のレストランエメラルドで、先日も食べたカキフライ丼。カキフライはジューシーで磯の香りたっぷり。あぁ、今日は何もかもうまかったぞ。北海道から離れたくない。
- 今朝までの睡眠時間:
- 約6時間半。昨夜も同宿の人と旅の話で盛り上がったので、今日も寝不足。
- 今日の温泉:
- 標茶町にある、憩いの家かや沼にて。天然温泉100%かけ流しという贅沢な風呂だ(一部加水冷却)。露天風呂、打たせ湯もある。お湯をなめるとちょっと塩辛く、肌当たりはとてもなめらか。かけ流しの贅沢を全身で味わった。
- 今日のレンタカーでの走行距離:
- 340Km。ちと走りすぎか。
- 今日のフライト:
- 今年3回目となるJAL1148便。釧路20:30発羽田22:05着でほぼ定刻。機材はA300-600R。今日もClass J。連休最終日の上り最終便とあって、機内は満席でとてもにぎやか。
- 今日の昼寝:
- なし
- 今日のお土産:
- 立ち寄った六花亭で購入。今回が今年最後の北海道になりそうなのでちょっと奮発。会社にはストロベリーチョコレートの、ホワイトチョコ版と、ヨーグルト味版。自分には、マルセイバターサンド5個入りと、六花撰(マルセイバターサンド、大平原、チョコマロン、百歳、万作、雪のあけぼの、霜だたみ、おふたりで、の9個入り)。どのお菓子もいい材料で作られているらしく、とてもおいしかった。これが来年まで食べられないと思うと残念。
- 今日の宿:
- 東京の自宅。本当に帰ってきたくなかった。
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