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2005年2月20日(日)
曇のち晴れ
静岡県河津町
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1.
河津桜の原木。
この木から、河津町に植えられた1万本近い
河津桜が生まれた。
また、河津桜は日本や世界に送り出されもした。
このすばらしい1本の桜の発見で、
河津の歴史は変わった。
2005.2.20-静岡県河津町(69K)
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2.
原木の花。
色はカンヒザクラ譲り、
花のふくよかさはオオシマザクラ譲りと言えるだろう。
2005.2.20-静岡県河津町(45K)
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3.
河津桜の並木。
2005.2.20-静岡県河津町(66K)
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4.
桜並木で遊ぶ少年。
2005.2.20-静岡県河津町(75K)
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5.
桜並木の途中に、感じのいいベンチが
置いてあった。
2005.2.20-静岡県河津町(86K)
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6.
沢田の大桜。
この桜の持ち主の家が建て変わっていて、
部屋の窓が桜の方向になっていた。
きっと春は眺めがいいことだろう。
2005.2.20-静岡県河津町(68K)
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旅日記
毎年恒例、伊豆の河津町に河津桜を見に来る時期になった。本当は昨日のうちに河津に入りたかったが、思っていたより天気が荒れたため、断念した。さあ、今年の咲き具合はどうだろう。
駅前通りの桜は、まだ5,6分ぐらい。川沿いの桜並木のうち、河口に近いところも同じくらい。例年よりは少し遅い感じだ。
一方、川を2Kmほどさかのぼった峰温泉近くでは8分からほぼ満開。上流と下流で咲き具合が逆転している。
河津桜の原木に到着。ここで桜仲間のKさんにばったり会う。Kさんも河津に行くというメールが入っていたので、もしかしたらばったりお会いするかも、と思っていたらその通り。お互いの桜旅での、今年の健闘を祈りあう。
原木を見てすぐに、太い枝が2本切り取られていることに気づいた。昨年までは道路に張り出していて、大型バスが通ると車体をこすったりしていた枝だ。バスも傷ついたろうが、枝もダメージを受けていたのか弱弱しく見えていた。この枝が切り取られることは、桜と車の双方にとってやむを得ないことだろう。これによって原木が変調を起こさないことを祈りたい。
原木の花付きは、去年に比べてやや悪い感じだ。これが枝を切ったせいではないといいのだが。
原木のすぐ横を観光バスが次々に通り過ぎる。さぞかし桜の根も踏まれて弱っていることだろう。つい最近、桜の所有者だった個人が、桜を町に寄贈し、管理が町に移管された。町主導で他の場所へ移植するという案も出ているらしい。町の考えはよく分からないが、私はまず道路の付け替えをして、桜のすぐそばを車が行き来しないようにしたほうがよいと思う。数mずらすだけで桜へのダメージがなくなるだろう。付近にバイパスを通す工事も始まっているようだが、立ち退いていない家もあり時間がかかりそうだし、たとえバイパスができても観光バスは原木のそばのこの道を通ることをやめないだろう。だから、道をずらすのがよいと思うのだ。
原木をとりまくもう一つの変化は、右隣にあった蔵がなくなっており、見えなかった北側の部分がはっきり見えるようになったことだ。おお、こんなに精一杯枝を伸ばしていたのか。
蔵がなくなった代わりに、ちょっと離れた場所にぴかぴかのアパートが建設中だった。構図によっては桜の背景に入ってしまうのだが、以前の蔵に比べると風情に欠ける。これ以上うれしくない環境変化が起きないよう望みたいものだ。
原木に着いた頃から、退屈な曇り空が青空に変わった。この後、峰温泉→小峰橋→沢田→峰温泉→河津駅と2時間半以上歩き、夕方を迎えた。木は全体的に花付きが少し悪いように思った。峰温泉から河津駅までの区間は、すれ違いが難しいほど人が歩いていて、いい写真が撮れなかった。週末カメラマンの私にとっては、この周辺での名カットは難しいかも知れない。
ところで、毎年恒例の桜番附を販売していただこうと、以前にもいただいたあるお店に入ったら、「下刷りまで終えたんですけど台風のせいで木が傷んだりして番附が変わってしまったので、今年は発行しないことにしたんですよ」という悲しい話を伺った。なるほど、河津の桜の変調の一因は、去年の度重なる台風なのかも知れない。
今日はまだ見頃を迎えていない場所も多い。ちょっと残念な気持ちで河津を離れた。
今日の食事
ごはんの中にもうなぎが
埋もれているうな丼(特)。
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- 朝:自宅にて、食パンにチョコレートペーストをつけて食べる。飲み物は生茶。
- 昼:ほぼ毎年立ち寄っているうなぎの大川屋に入る。おかみさんは私の顔を覚えていてくださった。うな重の特は、お重のごはんの中にもうなぎが埋もれている。この店ではうなぎを蒸さず、生のまま炭火にかける。そのため皮がぱりぱりで、身もしっかりしているのが特徴だ。
- おやつ:東京に着いたあと友人と宴会なので、帰りはおやつで留める。桜大福あんぱんと桜まんじゅうを、帰路のスーパービュー踊り子号の中で、隣席に美女が座っているにもかかわらずバクバク食べる。桜大福あんぱんというお菓子は初めて食べたが、その名の通り中に桜あんの大福が入っていて口当たりが新しい。
- 夕:高円寺の沖縄料理屋抱瓶(だちびん)にて、先月の沖縄を思い出しながら友人たちと宴会。ゴーヤチャンプルー、沖縄鍋、生ゴーヤスライス、豚の角煮、スクガラス豆腐、豆腐よう(豆腐を泡盛の中で発酵させたもの)、パパイヤサラダ(激辛と書いてあったが平気な辛さだった)、アンダンスー(油味噌)、焼きおにぎり、ジーマーミー豆腐、ルートビア、サンピン茶など。生ゴーヤジュースというのがあってこわごわ頼んでみた。牛乳とゴーヤを一緒にジューサーにかけたような感じ。飲みやすくてちょっと拍子抜けだったが、底のほうにかなりゴーヤがたまっていた。
ライブの打ち上げという20数人の若者のグループがいてとてもにぎやかだ。終電近くなってお客さんが一層増えてきた。「終電で来るお客さんが多いんですよねー」とは店員の弁。ちょっと前まで終電という文化のなかった沖縄の店(午前5時まで営業)だけに、東京のオールナイト族にも人気があるということだろうか。
- 今朝までの睡眠時間:
- 約5時間。うーん、眠い。
- 今日の昼寝:
- 行きの特急踊り子号の中で約1時間半。
- 今日の車での走行距離:
- 0Km。
- 今日のお土産:
- 自分には、桜くずきりもち。桜あんの入ったすずやかなお菓子だった。
食いしん坊の友人に金目鯛の旨み焼きというおつまみを買って行ったら大好評だった。金目鯛は伊豆の特産で、刺身も寿司も煮付けも干物もうまい。今度食べさせてあげたいものだ。
- 今日の宿:
- 東京の自宅。帰路の電車の中で「おじいちゃんちはたのしかったなー」とつぶやいている少年がいたが、私も「さくらはたのしかったなー」という気持ちだ。帰ってきたくなかった。
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