モバイラー中ちゃんの気まぐれ桜旅 title 2005年1月29日(土)
曇り一時晴れ

沖縄県本部町八重岳、今帰仁村今帰仁城址



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1.
ここに咲くのはカンヒザクラ(ヒカンザクラとも言う)。
背景は東シナ海。
2005.1.29-沖縄県本部町 八重岳(66K)
2.
カンヒザクラのアップ。
他の桜よりピンクがやや濃く、少し下向きに咲く。
2005.1.29-沖縄県本部町 八重岳(47K)
3.
沖縄には紅葉はないと聞くが、
黄色く色づいた木が桜の後ろにあった。
去年の度重なる台風の襲来が影響しているのだろうか。
2005.1.29-沖縄県本部町 八重岳(78K)
4.
日暮れ時に咲くカンヒザクラ。
2005.1.29-沖縄県今帰仁村 今帰仁城址(32K)


旅日記

先週東京で見た寒桜は暖冬のせいで1,2週間早めだった。一方、今回の旅で見る桜は暖冬の影響で開花がかなり遅れているようだ。
今日の花見場所は沖縄本島北部。ここでは暖冬だと開花が遅くなるのだ。
日本の多くの桜は、ある一定期間低温にさらされることによって開花の準備が整うのだ。しかし、南国では暖冬の場合低温の期間が足りず、例年よりも開花が遅れることがある。
また、低温を長く感じた桜ほど早く咲くことになるので、本州とは逆に山の上のほうから咲き始めるのだ。
事前の情報収集では、沖縄北部のさくらの名所では1,2週間も桜の開花が遅れているらしい。果たしていい写真が撮れるだろうか。

那覇空港を出たとたん、むっとする熱気に包まれる。手元の気温計は26度を指している。これでは桜も調子を狂わせるはずだ。

今日は友人と来る予定だった。しかし、彼は2月初め納品の仕事があり、終電を立て続けに逃すほどの残業続きのため体調をくずし、同行できなくなった。残念だが仕方がない。一人でレンタカーを走らせる。

まずは本部町の八重岳へ。
山ろくから山頂近くまで約4Kmの登山車道沿いに桜並木がある。
山ろく近くでは咲き始めという感じでがっかりだが、山を登るにつれ少しずつ花が増えてくる。それでも、山頂近くで平均5,6という感じ。木を選ばないと写真が撮れない。
ここにあるのはカンヒザクラ(寒緋桜)。原産地は台湾とも言われる。本州でよく見かけるソメイヨシノよりもピンクが濃い。また、下向きに咲く花や、開ききらず釣鐘型になっている花もある。花の色も、薄いものや濃いものがあり様々だ。自生種なので花に個性がある。

山頂近くの駐車場に車を停め、歩いて山を下りながら、よい木を探す。太陽もたまに顔を出す程度なので、光線待ちで撮影に時間がかかるし、かといっていい写真が少ない。
こんな中、メジロだけが元気に桜の木を渡り歩く。カンヒザクラの花は蜜を多く分泌するそうだ。
中腹まで下りると花がかなり少なくなってきたので、Uターンして山頂方向に戻る。那覇ほどではないがここも暑く、Tシャツ一枚でも汗びっしょりになった。

夕方近くなって今帰仁城址へ。ここは海に近いため八重岳より標高が低い。咲き具合も八重岳ほどではなく、1〜3分咲きといったところか。ここでもメジロが活発に蜜を吸う。残念ながら動きが激しいので写真は撮れなかった。
桜の様子にちょっとがっかりしながら、少し早めに宿を目指した。


今日の食事
上は昼食のゆしどうふ定食、
真ん中はゴーヤアイス。
背景はゴーヤのキャラクターで
ゴーヤ・ジャイアントと言うそうだ。
下は夕食。地元の産物たっぷり。
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今朝までの睡眠時間:
約5時間。5時起きは辛いぜ。

今日のフライト:
ANA121便、東京(羽田)08:05-沖縄10:50。機材はボーイング747-400R。ほぼ満員である。

今日の昼寝:
行きの飛行機の中で約1時間。

今日のレンタカーでの走行距離:
107Km。車種はシボレークルーズ。日本のレンタカーで外車を借りるのは初めてだ。日本の普通車よりも座席が少し高く、視点も高くてよいのだが、ドライビングポジションが合わないらしく、降りるたびに腰に痛みを感じる。

今日の宿:
今帰仁村の民宿ファームハウス。ここ数年、沖縄に来るたびにお邪魔している。農家も営んでいて、自分の畑でとれた野菜をたくさん食事に出してくれる。宿のオーナー夫妻とは今夜も遅くまで桜談義に花を咲かせた。


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