2004年12月11日(土) 晴 東京都板橋区 板橋区役所 |
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1. 大きなプランターに入った桜。 右隣は春咲きの桜のようだ。 2004.12.11-東京都板橋区 板橋区役所(61K) |
2. 桜のアップ。 のびやかに華やかに咲く八重の花だ。 2004.12.11-東京都板橋区 板橋区役所(75K) |
板橋区役所で冬桜が咲いた、という新聞記事を見た。だが、その写真の桜は冬桜には見えない。そこで確かめに行くことにした。
いつもなら中判カメラと交換レンズなど計15Kg分の荷物を背負って出かけるのだが、板橋区役所は私の住む場所から4駅先なので、デジカメだけぶら下げて散歩気分で行ってみることにした。
おお、確かに咲いている。区役所の正面玄関の右側だ。ちょっと可愛そうなことに、土に植えられているのではなく、大きなプランターの中にいる。これから大きくなったらどうなってしまうのだろうか。
花は4,50輪ほど咲いている。同じくらいのガクが残っており、プランターの中にははなびらがいくらか落ちていた。だけどまだつぼみも少しある。見頃をちょっと過ぎた頃と言えるだろうか。
花は薄いピンク色で八重。思っていたとおり一重の冬桜ではない。花びらを精一杯広げているような様子が可憐だ。直径は3cmほど。
花びらの広がり具合と、ガクの形がややすらっとしていることから、十月桜系統ではないかと思う。
新聞記事によれば、区の「緑と公園を守る会」が、冬桜の名所「桜山公園」(群馬県鬼石町)近くの山林から取り寄せて区に寄贈したとあるが、鬼石町の隣の埼玉県神泉村には十月桜がたくさん植えられており、知る人ぞ知る名所になっている。その山林にあったのが、冬桜ではなく十月桜系統だったということではないかと推測する。
冬の日没は早い。午後3時過ぎには隣を走る首都高にさえぎられて陽が当たらなくなった。プランターの中にいるのがちょっと不安だけれど、これからも元気に育っていって欲しい。
自分のうちの近くで冬咲きの桜を発見することができてうれしい。
(写真が暗くてスマン) 下はやわらかいミルクレープ (↑86KB) |