4月14日(火)曇時々雨。時折雨が強い。
長野県高遠町高遠城址
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高遠城址の名所、桜雲橋(おううんきょう)。
1998.4.14--長野県高遠町
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空堀の内側に向かって桜がたたみかけるように咲いている。
1998.4.14--長野県高遠町
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ここの桜はタカトオコヒガンという種類だ。上品なピンク色で、花付きがいい。
1998.4.14--長野県高遠町
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ライトアップされた桜雲橋が池に映っている。
1998.4.14--長野県高遠町
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高遠城址について
- 問い合わせ先:
- 高遠町役場 tel 0265-94-2551
旅日記
私が桜の名所の中で一番好きな高遠にやってきた。昨日満開宣言が出ている。だが、昨日からずっと雨が降り続いていて、残念ながら青空のもと満開の桜を楽しむことはできない。それどころが、雨に当たってもう散り始めている花もある。
高遠城址の空掘に、桜雲橋(おううんきょう)という橋が架かっている。この場所では、まさに橋の名の通り、雲のような花が橋の姿を覆い隠さんばかりに咲き乱れている。
ここの桜はタカトオコヒガンという種類だ。上品なピンク色で、花付きがとてもいい。桜の下に立って空を見上げると、空が見えなくなるぐらい花が重なっている。
それにしても天気が良くない。時折降ってくる雨が、無情にも咲きそろった花を少しずつ剥ぎ取っていく。
高遠城址の地面は土が丸出しになっているところが多く、雨が降って柔らかくなったところをたくさんの人が歩くものだからぐちゃぐちゃになってしまっている。私もジーンズのひざの下に泥はねをたくさん作ってしまった。夕方になると、雨の中、何人もの管理の人が通路に土を入れたり、スコップで仮の排水路を作ったりしていた。その努力に頭が下がる思いだ。
今朝までの睡眠時間:7時間。まだ睡眠不足の解消とまではいかない。
今日の食事
- 朝:食パンといちごジャム。
- 昼:中央自動車道上り恵那峡SAにて。今日の特別料理として鯉定食というのがあった。鯉こくと洗いがついている。こちらにもとても惹かれたが、岐阜県に来たらやはり朴葉味噌を食べないといられない。牛肉入り朴葉味噌定食を頼む。火の点いたコンロが出てきて、自分で焼きながら食べるようになっている。
味噌を焼くとうまみが一層増し、朴葉のいい香りも移って、言葉で表せないぐらいおいしいおかずができる。ごはんがどんどん進む。
朴葉味噌の本場高山地方には「味噌菜三年身上つぶす(みそざいさんねんしんしょうつぶす)」という言葉があるそうだ。朴葉味噌はあまりにおいしくてごはんが進みすぎる、そして三年も米を食べつづけると財産を失ってしまう、という意味だそうだが、朴葉味噌のおいしさをうまく言い表した言葉だと思う。朴葉味噌が大好きな私にはその気持ちが良く分かる。
現在スーパーなどで安く入手できる大量生産の味噌は、醸造の手間を省くために化学調味料が使われており、朴葉味噌のようにして焼いてしまうとその調味料が破壊されておいしくなくなるのだそうだ。一方、多少値段は高いが、本醸造の味噌は焼くほどに風味が上がるという。もちろん、今日食べたのも本醸造だろう。
それにしても、平日の昼間からSAのレストランでのんびり味噌を焼いていたのは私ぐらいしかいなかった。
- 夕:伊那市のファミリーレストラングルメドールで、ねぎとろ丼とひれかつのセット、サラダバー。いつもの通り、サラダバーがあるのがこの店に入る決め手になった。ねぎとろのまぐろはまだ形が残っていた。私としては形がなくなるぐらいたたいてあるほうが好きなのだが、ファミレスでそこまで望むのは難しいかも知れない。食後にサラダをつつきながらノートパソコンをたたいてホームページを作る。
今日の温泉:最近できたばかりという「さくらの湯」という日帰り温泉施設で、雨に濡れて冷えた体を温める。打たせ湯、ジェットバスなどもあって快適だ。温泉名物マッサージ椅子もあったが、有料だったので使わなかった。
今日の走行距離:170Km。
今日の宿:高遠城址の駐車場
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