樽見の大桜。ジャングルジム型の支柱が少し痛々しい。 1998.4.12--兵庫県大屋町 ↑ click photo(58K) |
樽見の大桜。 1998.4.12--兵庫県大屋町 ↑ click photo(69K) |
昨日立雲峡の駐車場で話をしたおじさんが、樽見の大桜が良かったと教えてくれたので、今日はそこを訪ねてみることにした。
樽見の大桜は山の中にある。おじさんは登りに40分かかったという。私の足では30分だったが、着いたときにはふらふらになっていた。しばらく休憩してからカメラを取り出し、撮影を始める。
この桜は別名仙桜という。種類はエドヒガン。樹齢は約1000年。高さは約20mあるという。昔から有名な桜で、こんな山の奥までしばしば文人墨客が訪れたそうだ。
今、この桜の幹の部分はジャングルジムのような形の支柱で覆われている。人間で言えばちょうどギプスをはめているような状態だろうか。柱が邪魔になって残念ながら幹の部分はあまり良く見えない。
幹に空洞ができたり、枝や幹が枯れたりして危険な状態になったため、この治療を始めたそうだ。立て看板には、5〜6年もすれば桜も回復し、支柱も取れるだろうと書いてあった。
これまでに見てきたエドヒガンと同様、木の大きさに比べて花は小さくて可憐だ。花の色はかなり白に近いピンク色。満開だが、少し強い風が吹くたびにいくひらかの花びらが木を離れる。
今日は日曜日とあって、桜の回りでお弁当を広げるグループが何組もあった。
いつか元気を取り戻した大桜に再会したいものだ。
今日の食事
今日の走行距離:264Km。
今日の宿:吉野上千本の駐車場