モバイラー中ちゃんの気まぐれ桜旅 title

4月10日(金)日中は晴れ。朝夕は曇。

奈良県大宇陀町又兵衛桜、
岡山県落合町醍醐桜



1.
朝の光の中の又兵衛桜
1998.4.10--奈良県大宇陀町

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2.
凛として美しい。背景は桃。
1998.4.10--奈良県大宇陀町
(この写真はフィルムで撮りました)
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3.
醍醐桜。
1998.4.10--岡山県落合町

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4.
ライトアップが始まった頃の醍醐桜。
1998.4.10--岡山県落合町

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又兵衛桜について
問い合わせ先:
大宇陀町役場 tel 07458-3-2251
醍醐桜について
問い合わせ先:
落合町観光テレホンサービス tel 0867-52-1503

旅日記

昨夜の雨は止んだ。空は曇っている。時折雲の間から日が射し、又兵衛桜の輪郭がはっきり浮かび上がる。
太陽が地平線を離れてしばらくした頃、一旦は晴れたのだが、太陽に照らされた山腹から水蒸気が一斉に上がって新しい雲が作られ、再び曇ってしまった。すっきり晴れたのは9時頃になってからだ。
平日の朝だが、カメラマンは2,30人はいただろうか。

夕方近くなってやっと醍醐桜に着いた。
醍醐桜はヒガンザクラの一種、アズマヒガンだ。樹齢は700年以上、樹高は18mあるという。
醍醐桜の名前の由来は、鎌倉末期に隠岐に流される途中の後醍醐天皇がここに立ち寄り、桜を鑑賞したという言い伝えによる。
ところで、醍醐とは元々中国から伝わったヨーグルトのような食べ物のことだったそうだ。それがたいそうおいしかったらしく、醍醐味という言葉が、醍醐の味という意味を離れて、すばらしい味という使われ方をするようになったという。更に、醍醐という言葉だけで、すばらしいという意味を表すようになったそうだ。
醍醐桜は、幹が太く、どっしりとして立派だ。小さい可憐な花がびっしりと枝についている。桜の名前は後醍醐帝に由来するけれど、その由来を別にしても、確かに醍醐な桜だと言えるだろう。

夜9時半を過ぎ、ライトアップの光が消された。今夜は満月に近い月が中空に見える。私の測光によれば5分半シャッターを開けていれば月の光だけで桜の写真が撮れるはずだ。だけど、大型のストロボを用意しているグループがいて、いつまでたっても準備が終わらない。私がシャッターを開けている間にストロボを焚かれると最初からやり直しになってしまう。かと言って、ただでさえ最近は寝不足気味なのに、彼らが終わるのを待っていると更に睡眠時間が減りそうだ。
残念ながらあきらめて寝ることにした。


今朝までの睡眠時間:雨に濡れたレンズの手入れをしなくてはならず、本当は8時間欲しい睡眠時間が6時間しかとれなかった。眠い。

今日の食事

今日の走行距離:307Km。

今日の宿:落合町醍醐桜の近くの駐車場


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