朝6時前に起き、まずは昨日に続いてオニウシ公園の写真を撮ろうと思ったが、道の駅の展望台は9時にならないと開かないと知ってがっくり。待つのは行程的に難しいので写真を撮らずに出発する。
落部公園の桜は満開。噴火湾を背景に、暖かい色で咲いている。一方、同じ八雲町にあるさらんべ公園の桜は平均すると3分咲き。どちらも海沿いだし、10Kmほどしか離れていないのに、この違いにはびっくりである。さらんべ公園は遊楽部川というやや大きな川に沿っており、冷たい川風が吹き付けることが咲き具合の違いに影響しているらしい。
ちなみにさらんべ公園には去年の今日も来ている。去年は満開だったが、これは例年に比べたら早めだったようだ。
洞爺湖温泉では衝撃の事実に遭遇。2000年に発生した有珠山西山の噴火の後も桜ヶ丘公園の桜は無事であると聞いていたのだが、そんなことはなかった。(6年前の写真はこちらとこちら)
桜園の3分の1は砂防工事のために跡形もなく崩され、残りも、付け替えの国道が走ったり、立ち入り禁止区域に含まれたりしている。わずかに桜がぽつぽつと残っているが、写真映えする状態ではない。6年前には夢の花園のようだと思ったのに、とても残念だ。
洞爺村には老三樹という木々がある。開拓時にハリギリ、ヤマグワ、そしてオオヤマザクラが1株から生えているように見える木々が発見され、相互扶助による開拓精神の象徴として大切にされてきた。ただ、役場に電話したときに「桜はあまり見栄えはしないですよ」と言われていたのが気がかりだった。
教えられた場所付近には大きな桜があった。「おお、これか」と思って、その桜がある洞爺寺の方に尋ねると、それは老三樹ではなかった。でも古くて勢いのあるオオヤマザクラなので写真を撮らせていただく。このお寺には寺創建時(103年前)に植えられたと推測される大きな枝垂桜もあり感動。ただしこちらは例年5月20日頃の開花ということで、今見ても花があるどころか、花芽がまったく色づいていない。また別のチャンスを探すしかないようだ。
実は老三樹は役場の横にあった。実際に見てみると、もともとあった桜はすでに枯れていた。今は2代目の桜が植えられているが、まだ高さ3,4mほどの若木だ。こちらはどうしたわけかまだほとんど開花していない。
昔のよすがを偲べるような桜になるには、まだ時間が必要なようだ。
この後室蘭まで足を延ばしたが、お目当ての桜はほとんど開花していない状態だった。後日に期待したい。
トールグラスはうこん茶用。 下はコンビニ弁当。 (↑48KB) |