モバイラー中ちゃんの気まぐれ桜旅 title

3月31日(火)晴れ

徳島県貞光町の吉良のエドヒガン



1.
樹齢約400年、樹高約20mの大樹だ。
1998.3.31--徳島県貞光町吉良

↑ click photo(70K)
2.

1998.3.31--徳島県貞光町吉良

↑ click photo(53K)

吉良のエドヒガンについて
問い合わせ先:
貞光町役場 tel 0883-62-3111

旅日記

今朝は松山で目覚めた。山口県の柳井にフェリーで渡るつもりだった。
四国を離れるに当たって、念のため、少し心残りになっている徳島県の吉良のエドヒガンの見頃を問い合わせてみた。この桜は遅咲きなので、どうせまだつぼみだろうと少しあきらめ気味で電話をかけた。
ところが、もう見頃だというではないか。今年の暖かさのためかなり花が早く開いたそうだ。
急遽今日の行き先を変えることにした。

吉良に着いたのは午後2時ごろ。昨日の仁淀村よりも花見客は少なくて、それもほとんど地元の方だった。
桜の樹齢は400年、樹高は約20mあるという。地上1.5m程度のところから、大きな幹が3本に別れている。花の色は、桜にしては少し濃い目のピンク色だ。上品で美しい。花は満開だが、多少葉が出始めていた。見頃を少し過ぎているらしい。

のんびりと撮影していると、桜のそばの御所忌部神社から、お茶でもどうですかと声をかけられた。
神社では、おだんごと飴湯のご接待が行われていた。今日から始められたそうだ。地元の方に混じって、私も神社の社殿の端のほうに席をいただいた。地元の方がおだんごと呼んでいたのは、からたちの葉に乗せてふかしたおまんじゅうだった。私がいただいたのは白いおまんじゅうだったが、よもぎを使った緑色のものがあって、それは人気が高くて早くになくなったという。
ご接待を受けながら、桜についていろいろなお話を伺った。
桜の下にある古いお墓について尋ねてみた。先に庄屋さんのお墓が作られた場所に、その方が可愛がっていた桜を植えたところ、それが今の大桜になったという説があると教えてくださった。
その墓地を含む桜の周辺の土地は町が買い上げて、整備を行うそうだ。お墓もどこかに移設されるらしい。

夕方になって、太陽の光が少し赤くなってきた。
神社を辞して、香川県からいらっしゃったというカメラマンの方と一緒に、夕陽に照らされる桜の写真を撮ろうとカメラのセッティング作業を続けた。
2人ともセットが終わった頃、いきなり太陽が雲の中に隠れてしまい、光がかなり弱くなってしまった。10分待っても20分待っても、光は戻ってこない。

結局、ベストショットを撮れないまま、2人ともカメラを片づけなくてはならなかった。
いい写真には運も必要だ。

中国地方に渡るために、当初予定していたフェリーではなく、結局瀬戸大橋を使った。自分の運転でこの橋を超えるのは初めてだ。ただ、風が強くて車が時々左右に振られ、楽しい運転とはいかなかった。
なんと明日から料金が値下げだそうだ。4月1日の午前0時以降に橋の料金所を出れば安い料金が適用されるという。でもそれまで待てない。無念。


今朝までの睡眠時間:5時間。フェリーの中で寝るつもりだったから早起きをしたのだ。でも、結局フェリーに乗らなかったから1日中睡眠不足で過ごさなくてはならなかった。うーん。

今日の食事

今日の走行距離:461Km

今日の宿:広島自動車道久地PA


[次の旅日記へ]
[前の旅日記へ]

[1998年のインデックスへ]
[モバイラー中ちゃんの気まぐれ桜旅 メインページへ]