モバイラー中ちゃんの気まぐれ桜旅 title

2003年6月22日(日)
晴れ

北海道根室市歯舞



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1.
民家の敷地でわずかに残るチシマザクラ。
(許可を得て撮影)
2003.6.22--北海道根室市歯舞(87K)
2.
桜の向こうには遊具もある。
2003.6.22--北海道根室市歯舞(82K)


旅日記

ここに来るまで、平地で桜前線が最後に到達する場所は、今年6月5日に見た知床半島の相泊集落だろうと思い込んでいた。
しかし、それは違っていた。

よく知られている通り、北海道の東端根室市は、桜前線の東の端でもある。例年5月下旬頃に桜が開花し、全国ニュースでも取り上げられることが多い。でも、ここ根室市の歯舞(はぼまい)集落は市の中心部よりも4,5度も気温が低く、1ヶ月近くも桜が遅いというのだ。
平地では、まさにここが桜前線の終点だろう。

残念ながら、台風から変わった低気圧が昨日通過し、大雨洪水警報まで出たほどの強い風雨が続いたため、ほとんどの花が散ってしまっている。
根室市内では民家に桜が植えられていることが多いが、歯舞とその隣の珸瑶瑁(ごようまい)集落では特に多いような気がする。あちこちの庭にチシマザクラやオオヤマザクラの木があり、わずかに残った花を見ることができる。
接近する強い低気圧に追われながら、長駆幌加内町から東を目指してきた甲斐があった。

とある民家のご夫婦に許可を得て、敷地のチシマザクラを撮影させていただく。今年は18日以前が見頃だったという花は、今日はわずかに残っている程度だ。それでも、根室では久しぶりという青空の下で、花は誇らしくそよ風に揺れていた。

これまでたくさんの桜を見てきたが、今回のように自分が最後だと思った桜よりもっと遅いものがあったりするから、あまり強い先入観は持たないほうがよいようだ。日本には本当に様々な場所に様々な桜があるものだと改めて感心する。これからも探究心を絶やさずに桜を探そうと改めて気を引き締めた。

今年は遅きに失したが、来年以降に是非機会を作って、遅い春を謳歌する満開の桜を見に来たいものだ。


今日の食事
他の店より肉が厚い感じの
エスカロップ
(↑47KB)

今朝までの睡眠時間:
8時間ぐらい。せっかく夏至の日に、日本で一番早い日の出が見られる納沙布岬で泊まったのに、深夜1時過ぎまでライブを見ていたせいで日の出の時間には起きられなかった。でも、アコースティック系のアーティストたちの演奏がすばらしくてライブを楽しめたので、よしとしよう。(ちなみに私は一切お酒が飲めないので、ライブでも酒は飲んでおらず、飲酒運転はしていない。念のため。)

今日の昼寝:
なし。

今日の自家用車での走行距離:
346Km。

今日の宿:
紋別市内の駐車場。実は根室市から西興部村のウエンシリ山に向かっていたのだが、たまたま紋別でメールを見たところ、登山の好きな知人から桜がすでに散っていたとの連絡が入っており、行くのを中止したのだ。もし好きでない登山で山頂に着いた後に桜が終わっているのに気づいたら、さぞかし落ち込んでいたことだろう。知人には助けられた。


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