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1. 根元で2本に分かれた風雅な姿。 2003.4.20--滋賀県信楽町畑(45K) |
2. 左手前の枝は少し花を落としている。 2003.4.20--滋賀県信楽町畑(45K) |
御堂の郷には都しだれと呼ばれる桜がある。樹齢は400年以上と推定される。
平安後期の平家滅亡の際、身寄りの人たちが都落ちをするときに都をしのび、桜を持ってきて植えたと文献にあるという。
また、幹が根元から2つに分かれ、まるで蝶が羽を広げたような美しさと華やかさを持つことから、都しだれという名がついたという説もある。
近づいてみると、2つに分かれた枝が確かに風雅な姿をしている。ピンクの羽の蝶である。天気が良かったらさぞかし良い写真が撮れたことだろう。
3日前には見ごろだったようだが、この雨のせいか道から向かって左側の枝では花が2,3割落ちている。
撮影中に強い雨が落ちてくることが何度かあった。多少の雨ならへこたれないが、今日のはきつい。しばらく傘に隠れてやり過ごすが、傘はカメラを中心に差しかけているので、傘からはみ出した背中やジーンズがびしょぬれになった。ポケットの中の財布や手帳まで被害を受けた。
信楽町へ行く道はカーブや勾配が多くあまり良くなかった。困ったことにその道を走っていて車が変な振動を起こした。ディーラーへ連絡すると、今日の午後6時までなら見てもらえるという。カーナビの計算によるとぎりぎりそれまでに到着できそうだ。食事や休憩の時間を最低限に抑え、東名阪道−東名高速−首都高−常磐道を突っ走ってなんとか間に合った。東名高速では御殿場付近で霧による渋滞が起きており、休日にもかかわらず首都高でも流れが悪かったりして焦った。
車の不調の原因は開けてみないと分からないが、クラッチかミッションだろうという。
走行距離18.5万Kmの軽自動車だから、そろそろ限界が来てもおかしくはない。果たして直してもらうことができるだろうか。