モバイラー中ちゃんの気まぐれ桜旅 title

2003年2月2日(日)
曇時々晴れ

沖縄県大宜味村百年木、名護市名護中央公園



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1.
百年木の全景。
良く見ると、主幹の右後ろの幹が
不自然に向こう側に倒れているのが分かる。
2003.2.2--沖縄県大宜味村(78K)
2.
裂け目ができてしまった部分のアップ。
2003.2.2--沖縄県大宜味村(84K)
3.
百年木の花のアップ。
みんな行儀良く下向きに咲いている。
2003.2.2--沖縄県大宜味村(65K)
4.
向こう側に吊橋が見える。
2003.2.2--沖縄県名護市名護中央公園(69K)


旅日記

今日はまず、昨年出会った百年木を見に行く。去年の台風で太い幹の一部に裂け目ができてしまったと聞いていて心配だ。

百年木は全体としては元気に花を付けている。咲き具合は6,7分といった感じだろうか。まだ一部につぼみが残っている。地面にもあまり花は落ちていない。
根元の部分に近寄ってみると、確かに深さ70cm以上もあろうかという裂け目ができて、太い幹が1本後ろの茂みに向かって倒れ込んでしまっている。とても痛ましい。その幹にもまだ花が付いていて、なんとか生きていることが分かる。
去年誰か(おそらく地主さんだろう)が切り開いた、百年木の全容がつかめた見通しのいい場所にはすでに高さ2mくらいの木が伸びていて百年木が隠れてしまう。沖縄の木々は本当に生命力が強い。仕方なく、その横の足場の悪いところに三脚を立ててなんとか構図を作り写真を撮る。

私がいた4時間ぐらいの間に20人ほどの見物客が来た。この桜が新聞に載った去年ほどは多くない。

時々メジロがグループでやってきては忙しく花の蜜を吸う。可愛いしぐさをのんびり眺めていたいところだが、なまじカメラを持っているせいでどうしても写真を撮りたくなってしまう。だけど、メジロの動作が素早くてなかなかレンズが付いていけない。

桜に光が当たらなくなる午後1時半頃、百年木にはずっと元気でいて欲しいと願いつつその場を去った。

食事をとってから名護城(なんぐすく)へ。さくら祭の最終日で、たくさんの屋台があり人出がものすごく多い。桜が見える場所になんとかたどり着いたが、何か変だ。
去年や一昨年と比べると、2割ほどしか花がないように思う。また、まだ濃い緑色した葉が残っている木が多い。
後で宿の方に聞いて原因らしきものが分かった。昨秋の台風で体調を崩した桜が多いためらしい。
昨年は台風で例年より早く葉が落ちてしまい、台風通過後になんと再び新しい葉を出してしまった木が多かったそうなのだ。一般的に桜の葉は花の開花を押さえる酵素を出す。もしかしたら今残っている古い葉が出す酵素がカンヒザクラの開花を抑えてしまっているのかも知れない。もしそうでないとしても、古い葉をたくさん残した桜を見ると明らかに体調を崩していると分かる。
更に明日私が行こうと思っている今帰仁城址も咲き具合は今ひとつだという。ちょっと心配だ。


今日の食事
農家が兼営する民宿でいただく
自然の素材をたっぷり使った夕食。
(↑54KB)

今朝までの睡眠時間:
7時間。

今日の昼寝:
なし。

今日のレンタカーでの走行距離:
100Km

今日の宿:
今日も民宿ファームハウス。今日の宿泊者は私一人だけだが、夜は民宿のご夫妻とずっと話をしていて寂しくはなかった。



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