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1. 桜園の中で、そこだけポッと明かりが ともったように目立って咲く十月桜。 2002.11.03--東京都新宿区 新宿御苑(61K) |
2. 十月桜のアップ。 2002.11.03--東京都新宿区 新宿御苑(24K) |
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3. 冬桜のアップ。ふっくらと咲いている。 2002.11.03--東京都新宿区 新宿御苑(41K) |
10月まで勤めていた会社を辞めた。中判カメラ(35mmより大きいブローニー判というフィルムを使う)を買い、改めて紅葉と桜の写真を撮り直すことが目的だ。東京のアパートも明日には引き払う予定だ。
慌しい中だが、前回に続いて桜仲間のMさんが新宿御苑で冬桜が咲き始めたと教えてくれた。私が9月下旬に見た十月桜も見頃を迎えたらしい。
東京の桜を見納めに行くことにした。
冬桜は桜園にあった。十月桜の場所に近い。
3本の桜は、おのおのほんの少しずつ花をつけていた。花は一重。私の好きな、ふっくらとした咲き方だ。
近くにある十月桜は、私が9月下旬に見たときよりも数倍花を開いていた。春の桜で言えば、5,6分咲きといった感じだろうか。花びらの幅は細いものと広いものがあるようだが、ここの十月桜は広いほうだと思う。
薄いピンク色の可憐な花が、時々吹き付ける冷たくて強い木枯らしに揺れる。そういえば、東京では昨日、木枯らし1号が吹いたばかりだ。
私以外にも秋咲きの珍しい桜を見に来る見学者が多い。
私は桜の近くにレジャーシートを敷き、お昼のお弁当を食べる。
秋のお花見で東京の桜との名残を惜しんだ。
これからしばらくの間は、東京以外の魅力的な桜に惹かれてクルマで出かけてしまうので、東京に出てくる機会が減ってしまうだろう。
さよなら、東京。
そして、さよなら、東京の桜たち。
また会う日まで元気でいて欲しい。
背景は十月桜。 (↑48KB) |