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1. つばさの塔の右横に桜が植えられている。 2002.11.10--茨城県ひたちなか市 水戸つばさの塔(60K) |
2. 2002.11.10--茨城県ひたちなか市 水戸つばさの塔(60K) |
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3. 冬桜の実のアップ。結実した冬桜を見たのは初めてだ。 2002.11.10--茨城県ひたちなか市 水戸つばさの塔(60K) |
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4. 母が見つけた桜。かなりの巨木になっている。 2002.11.10--茨城県ひたちなか市(60K) |
5. 桜のアップ。写真では八重にも見えるが、一重である。 2002.11.10--茨城県ひたちなか市(60K) |
まもなく紅葉前線を追う旅に出る。
その前に、実家近くで咲いている桜を見ておきたいと思った。
どちらも母が見つけたもので、出版物やインターネットで取り上げられたのを見たことはない。
一つは水戸つばさの塔近くにある桜。
つばさの塔は、戦時中ここにあった陸軍の水戸飛行場や飛行学校などを記念し、戦死者の慰霊のために建てられたものだ。塔の台座には「散る桜残る桜も散るさくら」という句が見える。残念ながら誰がどのような経緯でこの句を作ったかは分からない。
また、冬に咲く桜が植えられた理由も分からなかった。おそらく、春の他に秋も冬も桜を咲かせて戦死者の霊を慰めたいという関係者の配慮があるのだろう。
塔の周囲の公園には、私が見つけただけで4本の冬咲きの桜があった。花は一重。花柄がほとんどなくて、花がやや大きめであることから、冬桜ではないかと思う。
もう一つはなんでもない農道のすぐ横に咲いていた桜。こちらも花の形から冬桜だと思う。冬桜はきっと自然には増えないだろうから、人間が植えたものなのだと思う。かなり背が高いから古い木らしい。散歩をしている近所の方2組に伺ってみたが、ここに桜がある理由は分からなかった。
自分の地元に冬咲きの桜があるとは知らなかった。私が秋・冬咲きの桜を追いかけているので、母まで桜に敏感になって探してくれているらしい。見つけてくれた母に感謝したい。