モバイラー中ちゃんの気まぐれ桜旅 title

今回こそ、今シーズン最後の桜旅
2002年7月13日(土)
雨で時々強く降る。
午後3時の気温は14度

長野県山ノ内町 横手山に行ったけれど...



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1.
タカネザクラの実。
今日見つけたどのタカネザクラも、こんな感じで実を結んでいた。
2002.7.13--長野県山ノ内町 横手山(36K)


旅日記

桜旅は先週で終えたはずだった。
(これは先週も言ったせりふなのだが。)

しかし、今週も咲いていそうな場所がある。
長野県志賀高原の横手山だ。

横手山は標高約2300m。先週末に桜が咲いていたそうだ。もしかしたら今週も花が残っているかも知れないという。
そんなことを聞いたら出かけないわけにはいかない。

桜は登山道沿いにあるらしい。幸い、横手山麓の「のぞき」という場所から山頂までは、スカイレーターという珍しい乗り物と、リフトで結ばれているらしい。登山は辛いので、登りはそれらに任せ、下りを歩こうと思う。

のぞきに着いたときには雨がやや強く降っていた。
まずはスカイレーターに乗る。これは、屋外版の動く歩道が斜面に作られているものだ。残念ながら片道分の1本しか作られておらず、ある時間帯は登り用、次の時間帯は下り用として動いている。私は下りの人が到着するまで雨の中しばらく待たなくてはならなかった。
スカイレーターを降りたらリフトへ。背中にカメラバッグを背負ったままリフトに乗ると腰掛け方が浅くなってしまい、身体がリフトからずり落ちそうな感じがしてちょっと怖かった。

のぞきから10分ちょっとで山頂着。まず山頂の小屋の方に桜のありかを聞いてみると、小屋の庭にあるけれどもう花は終わったとのこと。さっそく行ってみる。
小屋の庭の桜は、確かに花をすべて落としてしまっており、すでに実ができつつあった。これはきっと日当たりがいいから花が早く落ちたのだろう、山中にはきっと咲いている木があるだろう、と自分に都合のいい想像をしつつ、登山道に入る。

登山道に沿って、次々に桜が見つかる。その度に花が残っていないかと血眼になって探す。けれどどの木にも花は残っておらず、すでに実が育ちつつあった。
実の大きさは直径1mmから5mm。まだ薄緑色をしたものが多い。日がたつとこれらの実は熟して真っ赤になり、実を好む鳥の目に止まりやすくなるはずだ。
葉はしっかり開ききっており、色も緑がやや濃くなっている。花期には葉が開ききっていなかったり赤みを帯びていたりすることがあるから、今の様子は花期とは違った夏の表情だ。

山頂から1時間ちょっとでのぞきに戻ってきた。石でできた不規則な段差があったり、ガレ場があったりで、歩きにくくて疲れた。この道を登らなくて良かった。

結局今日は8本の桜を見つけた。次は是非花が咲いているときに訪ねてみたい。

さて、今週こそ旅は終わり、と言いつつ3週間引っ張ってしまった。気まぐれな自然が相手だから、区切りがはっきりしないのは仕方がない。
今週は本当に桜の花に出会うことができなかった。今シーズンの桜旅はきっと今日でおしまいだと思う。


今シーズンの桜たちよ、さようなら。
またいつか会いましょう!



しばらく経って落ち着いた頃にあとがきのページを作りたいと思います。


今日の食事
上は香り高いそば。
下はそばソフトクリーム
(↑45KB)

今日の温泉:
志賀高原熊の湯にある、志賀リバーサイドホテルにて。先週の乗鞍と同じ単純硫黄泉だが、こちらのほうはお湯が透き通っている。浴場には私しかおらず、貸切の開放感を思い切り楽しんだ。

今日の昼寝:
帰りの新幹線あさま号で約30分。

今日のレンタカーでの走行距離:
131Km。
車種は三菱のMINICAという軽自動車。坂のきつい志賀高原ではちょっとパワー不足だった。

今日のお土産:
会社には「そばの華」という和風クッキー。信州・戸隠産のそばの実を煎って乗せてある。香ばしくて好評だった。
自分には栗と栗あんを包んで焼いたマロンパイ。さくさくの皮としっとりした栗あんのコンビネーションがいい。

今日の宿:
東京の自宅。


これで、今シーズンの桜旅は本当にすべて終わりです。
これまでお読みいただきましてありがとうございました。


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