モバイラー中ちゃんの気まぐれ桜旅 title

2002年6月30日(日)

午後3時の気温は16度

長野県小谷村 栂池自然園



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1.
白馬乗鞍岳を背に咲くタカネザクラ。
2002.6.30--長野県小谷村 栂池自然園(60K)
2.
この桜は石の上で枝を広げている。
石の上で育っているようなのだ。
2002.6.30--長野県小谷村 栂池自然園(73K)
3.
タカネザクラのアップ。
2002.6.30--長野県小谷村 栂池自然園(35K)
4.
これは別のタカネザクラ。ピンク色が濃くて目立つ。
2002.6.30--長野県小谷村 栂池自然園(55K)


旅日記

先週は風邪のため桜旅を休みにせざるを得なかった。この時期に風邪をひくのは私にとっては珍しいことだ。会社で風邪が流行っているので私もそれをもらってしまったらしい。

今日は昨年訪ねた栂池にもう一度行ってみることにする。去年は栂池の桜の開花時期の中でも早いタイミングだったようなので、去年より1週間遅い今なら別の桜を見ることができるかも知れない。
今年6月16日の前回の桜旅(八ヶ岳連峰北横岳)で今シーズンの桜旅を終わりにするには、時期的に早すぎたし気持ちの整理もできていなかった。
今日の桜旅が今シーズン最後かも知れないので、改めて覚悟をして出かける。
果たしていい桜に出会えるだろうか。

JR特急スーパーあずさ3号→バス(乗客は私1人)→栂池ゴンドラリフト→栂池ロープウエイと乗り継いで、新宿から5時間半強かかって栂池自然園着。
昨日からウォッチしていた天気予報は半日ごとに少しずつ良くなって、今朝の予報では長野県北部は辛うじて雨が降らない予報だ。東京を出るときに降っていた小糠雨は甲府あたりで止んでいた。栂池も曇で雨は落ちていない。

昨年見た大桜はあまり花付きが良くなかったので、教えてもらった別の桜を目指して10分ほど歩く。

あった。タカネザクラだ。花つきはなかなかいい。
幹の太さを見ようと思い視線を下に移して驚いた。この桜は石の上で枝を広げている。石の上で育っているようなのだ。

石の横幅は2,3m、高さは1mぐらい。その石の上で、太さ15〜20cmもある幹がたくさんの方向に枝分かれしているのだ。
立ち入り禁止のロープが張られているため、石の向こう側にあるはずの根の部分がどうなっているかを確かめることができなかった。(後でビジターセンターの方に伺ったところ、石の上に落ち葉や苔が積み重なり、その上で桜が育っているのではないかとのことだった。)
厳寒、大雪、強風の上に、地面ではない場所という過酷な環境の中で、よくもここまで育ったものだ。改めて自生のタカネザクラの強さに感心する。見ている私のほうまで、その強さを分けてもらえるような気がする。
中には、すでに枯れたり折れたりした太枝が何本もある。一方で若々しい小枝たちが上を向いて精一杯背伸びをしている。木全体としての生命力は旺盛なようだ。

結局、去年見たほかに4本の桜を見つけた。ここは思っていた以上に桜の楽園らしい。


さて、7月末と8月末に立て続けに2つの資格試験を受けなくてはならないし、今年の桜情報もそろそろ入らなくなってきた。もしかしたら今シーズンの桜旅は今日でおしまいかも知れない。

今年の桜たちよ、さようなら。
またいつか会いましょう!



上記のように一端は締めくくりましたが、翌週も長野県安曇村 乗鞍岳に桜を見に行きました。よろしければこちらもご覧ください。


今日の食事
松本駅で撮影。背景は
別のホームに止まっていた
スーパーあずさ号
(↑51KB)

今日の昼寝:
行きと帰りのJR特急スーパーあずさ号でそれぞれ1時間ずつ。帰りの車内はちょっと暑めで寝苦しかった。

今日の車での走行距離:
なし。

今日の宿:
東京の自宅。

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