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1. 旭岳をバックに咲くチシマザクラ。 2002.6.8--北海道東川町 旭岳温泉(63K) |
2. チシマザクラのアップ。 ふっくらと咲く、私の好きな桜だ。 2002.6.8--北海道東川町 旭岳温泉(49K) |
旭川空港で一足先に到着していた友人と落ち合った。今日は一緒に旭岳温泉のチシマザクラを見に行く。
友人はJASのバースデー割得で航空券を買った。全路線が片道1万円以下である。基本的に誕生日の前後15日間が対象となるが、21日前までに予約しなくてはならないという制約がある。チシマザクラを見たいと言っていた友人はあらかじめ21日前に今日の航空券を買ったわけだが、ばっちりチシマザクラの開花時期に当たった。とてもラッキーだ。
一方私は片道2万6500円かけて航空券を買っている。安く飛べる友人が大変うらやましい。
その友人は超安全運転なので私はレンタカーの助手席でゆったり構えていられる。
旭岳温泉は日本でもっとも遅いお花見行事が開催されることでも知られている。昨日電話で聞いたところでは、2,3日前から咲き始めたのだそうだ。今年は例年より開花が多少早めらしい。
ここには約70本のチシマザクラが植えられている。ロープウエイ会社の方が世話をしていて、冬の間は雪囲いをかけているそうだ。その雪囲いが雪の重みに耐えられなかっただろう、今年も折れてしまっている桜が何本か見られる。
チシマザクラは、先週那須で見たタカネザクラの変種。寒さに耐えるために、花柄や葉の表面に毛が生えているのが特徴だ。
雪や風の影響だろうか、桜の枝の形はまちまちだ。
花の咲き具合は木によって違っており、満開のものもあれば、まだつぼみばかりの木もある。
花の形も木によって個性がある。少しすぼみ加減でつりがね状の花がある一方、大き目の花弁をふっくらと広げている花もある。
例年のようにカメラの周りに小虫がたくさん寄ってくるので、手やブロワーブラシ(カメラに空気を吹き付けてホコリを取る道具)で吹き飛ばしながらの撮影になる。
ここの桜はあまり有名ではないらしくいつもの年だと他の見学者は来ない。でも、今年は私たち以外に3組ほどが桜を見に来た。地元で店をやっているというおばさんは、めったに見に来ないからと言いながら何枚かの写真を撮っていった後、同僚の店員さんを2人連れて再び戻ってきた。
帰りには公共駐車場のそばにもチシマザクラを見つけた。かなり大きく育っていて枝も太かったが、周囲をびっしり笹に囲まれていて少しかわいそうだ。
今日で今年4回目の北海道旅行になった(ゴールデンウイークの長旅を含む)。夏まで続く今年の桜のシーズン中に、あと何回北海道に来ることになるだろうか。
下は純平の塩天丼。 (↑39KB) |