|
|
|||
1. 神代桜。 2002.4.14--長野県長野市 素桜神社(66K) |
2. 重量感があってたくましい神代桜の幹。 2002.4.14--長野県長野市 素桜神社(93K) |
|
|
3. 神代桜の花のアップ。 大木に似合わない小さくて可憐な花だ。 2002.4.14--長野県長野市 素桜神社(47K) |
高山村の桜の問い合わせ先
高山村商工観光課 TEL 026-245-1100
今日は長野まで足を延ばす。
朝のニュースによると今日は運悪くちょうど長野マラソンが行われるらしい。道路の規制や渋滞が心配だ。
長野駅からレンタカーを借り、まずは素桜(そざくら)神社の神代(じんだい)桜を見に行く。
ソメイヨシノが散り始めている市街地を抜けて、細くてカーブの多い山道を20分ほど走って神社着。神社はマラソンのコースとは逆の方向になるから影響はない。
神代桜の南側の枝はほぼ満開。一方、北側の枝は5分咲きといったところか。南からだといい写真が撮れる。
樹種はエドヒガン。樹齢は1000年と言われる。樹高は12m、幹の周囲は11m、枝張りは直径約30m以上という巨樹だ。
スサノオノミコトがこの地で休んだとき、持参した桜の枝を土に挿したものが根付いて成長したという伝説があるため、神代桜または素ザクラと呼ばれている。この伝説を信じると樹齢は一気に2000年近くということになって先に書いた樹齢と矛盾するが、古い桜の年代は伝説や推定に頼るしかなく、いずれにしても正確にはわからないため気にしないことにしよう。
日曜日とあって家族連れや若いカップルなどが入れ替わり立ち替わりやってくる。桜の根元近くで桜をスケッチしている中年の女性と話をしたが、彼女は朝9時から夕方4時頃までの予定でここにいるのだという。実に根気のいる趣味だ。私には全くまねできそうにない。
次に、マラソンコースの向こう側にある高山村に向かう。幸いにも私の通った道はコースとは立体交差になっていて、車の規制や渋滞はなかった。
高山村内には桜の名木が散在している。どうしてこの小さな村に素敵な桜がたくさん残ったのかとても不思議だ。
どの桜に行くにも、細いくねくね道を走らなくてはならず、緊張しながら車を運転した。
今日は村内の桜を訪ねて歩く桜めぐりトレッキングという行事が行なわれていたらしい。おそらく参加者がオリエンテーリングのように村内を歩き回ったはずだ。道路には道案内のための白線がたくさん引いてあった。幸いにも私は参加者たちと行き会うことはなかった。とは言っても、どの桜の周りにも家族連れやカメラマンなど一般の見学者がたくさんいて、写真の構図を選ぶのに苦労する。
赤和集落では、赤和の桜に行くという徒歩のおじさんをレンタカーに同乗させてあげた。彼は全国の祭りと桜の写真を撮り歩いていて、昨日は山形県の置賜さくら回廊に行き、明日は千葉県佐原の12年に一度の祭りを見に出かけるという。とてもアクティブな方だ。また、住所は私と同じ葛飾区で、ご両親は茨城県の私の実家近くのご出身だという、かなりご縁を感じた方だった。
彼とは結局、赤和の桜、水中(みずなか)の桜をご一緒し、最後は長野駅までお送りした。車中では、桜や祭り、故郷の茨城県の話でとても盛り上がった。
私の知らなかった桜についてたくさん教えてもらえたので、来年からの参考にさせていただこう。
下はうまいジェラート。 背景はレストランの庭に 静態保存されている電車。 (↑36KB) |