|
|
|||
1. 後ろに見えるのは船岡城址の桜。 2002.4.6--宮城県柴田町 白石川堤(51K) |
2. 右に雪をかぶった蔵王山系が見える。 2002.4.6--宮城県大河原町 白石川堤(71K) |
|
|
3. 若いカップルがデジタルカメラで写真を撮り合っている。 彼らに素敵な春の思い出が残りますように。 2002.4.6--宮城県大河原町 白石川堤(61K) |
|
|
|||
4. 大宴会状態の榴ヶ岡公園 2002.4.6--宮城県仙台市宮城野区 榴ヶ岡公園(65K) |
5. ヤマザクラ系の花。 2002.4.6--宮城県仙台市宮城野区 榴ヶ岡公園(29K) |
榴ヶ岡公園の問い合わせ先
仙台市宮城野区建設課 TEL 022-291-2111
東京のソメイヨシノはほとんど散ってしまった。
金曜日の夜にどこへ行こうかと物色していて、宮城県の白石川堤がすでに満開を迎えたと知って驚いた。白石川堤は雪の蔵王山系も望める素敵な場所と聞いていて、以前から気になっていたのだ。平年なら4月中旬に見頃を迎えるはずの場所である。
割安切符などの準備は全くしておらず、普通に切符を買わないといけないから割高につくが、チャンスは逃せないので出かけることにする。
白石川堤に着いた時には空が一面雲に覆われてしまっていた。残念ながら、青空をバックに桜と雪をかぶった蔵王山系が写っている写真は、来年以降に撮りに来なくてはいけないみたいだ。
大河原駅を出てすぐの河原には露店がたくさん出ていてにぎやかだが、2,300mも歩くと露店はほとんどなくなり、のんびりと散歩できる道に変わる。若いカップル、家族連れ、お年寄りのグループなどいろんな人が花見をしている。
桜並木は川の右岸にあり、大河原駅近くから隣の船岡駅近くまでの約8Kmにわたって続いている。また、左岸にも一部の区間に並木がある。篤志家が植えたもので、樹齢は約80年になるという。確かにどっしりとした老樹が多い。
桜は満開で、ほんの少し花びらが地上に落ちている程度だ。まさに見頃と言えるだろう。
だけどちょっと寒い。私の温度計は10度を指しており、東からの冷たい風が吹き付けるため体感温度はもう少し低いと思う。今朝の東京ではシャツの腕まくりをしていてもちょっと暑かったくらいなので、気温の差を痛感する。
バッグからセーターを出して着たが、それでもまだ寒い。これ以上服を用意していないので辛い。
桜並木に沿って東北本線の線路がある。今日の一部の列車は、桜並木のそばを通るときに徐行をするというサービスぶりである。私もこの区間で片道だけ列車に乗ったが、車内の乗客のほとんどは窓の外に広がる桜並木に釘付けになっていた。
続いて仙台市の榴ヶ岡(つつじがおか)公園に移動する。ここはシダレザクラが多く植えられているという珍しい公園だ。江戸時代に伊達家4代綱村が生母の菩提をとむらうためにここに釈迦堂を建て、松や桜を植えたのが始まりという。その後釈迦堂は移転し、現在では桜が約400本にまで増えている。
シダレザクラはちょうど見頃。ソメイヨシノやヤマザクラ系も少しあり、こちらも見頃を迎えている。
園内の桜園には至るところにシートが敷かれ、大宴会場と化していた。地元の人によると朝からこういう状態らしい。人が多いことと曇っていることでなかなか写真が撮りにくい。
園内で、神楽のような踊りを見せている10人ほどの若者のグループがいた。聞けば宮城教育大のサークルだそうだ。元気な踊りで花見の宴を盛り上げていた。
天気予報で明日は雨と聞いていたので、仕事の疲れが抜けていない土曜日にがんばって来てみたのだが、ずっと曇り空が続いていていい写真が撮れなかった。少し残念だ。
ところがうれしい。 (↑19KB) |