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1. 中の池と桜。 2002.3.30--東京都新宿区 新宿御苑(67K) |
2. 2002.3.30--東京都新宿区 新宿御苑(73K) |
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3. チョウシュウヒザクラ。かなりの大木である。 2002.3.30--東京都新宿区 新宿御苑(88K) |
4. チョウシュウヒザクラのアップ。 つぼみは濃い緋色をしていて、花が開くにつれ色が薄くなる。 2002.3.30--東京都新宿区 新宿御苑(48K) |
東京のソメイヨシノは満開を過ぎ散り始めている。
ソメイヨシノの咲いているこの時期に新宿御苑に行くのは初めてである。人出が多そうでいやなのだが、まだ見たことのないチョウシュウヒザクラ(長州緋桜)が満開と聞いて是非行きたくなった。素敵な桜らしい。どんな姿をしているのだろうか。
新宿御苑には昼過ぎに到着。やはりすごい人出だ。花見客の敷物が場所を占拠していて、広い芝生も今日ばかりは狭く見える。
私が見たところ、ソメイヨシノとヤマザクラは散り始め、ヤエベニシダレが満開、八重のイチヨウは5分ぐらい、薄緑色の花をつけるウコンと、紅色の美しいカンザンは咲き始め、といった感じだった。
お目当てのチョウシュウヒザクラを探したが、地図どおりの場所にはない。大木であると聞いていたので大きな木を探してうろうろする。
あった。地図の場所が正確でなかった。これが大木でなかったら見つけられないところだった。
この桜は満開ということだったが、見事に咲いている花と、つぼみと散り始めの花が多少混在していた。花はソメイヨシノよりやや大きめで見栄えがする。花びらは5枚のものが多いが、それより少し多いものも見られる。図鑑によれば8枚程度まで増えるという。つぼみは濃い緋色で、花が開いていくにつれて色が薄くなっていくようだ。花びらのふちの部分は少し色が濃い。おしべの花粉の黄色がアクセントを添える。
なるほど、いい桜だと思う。
明治期の荒川から広まった種類であり、名前の「長州」の由来は不明だということだ。
満開で目を引くせいか、見物客が次々にやってきてはこの桜の前で記念写真を撮っていく。私も3,4回はシャッターを押すお手伝いをした。
今日はいい桜に出会えて幸せだった。
ソメイヨシノの桜前線は東京を通り過ぎて行った。今年の桜前線は早すぎるため例年の感覚が通用しない。これからシーズンオフまでの2,3ヶ月の間にどこの桜を訪ねるか、迷いの日々が続きそうだ。
今日の昼食。 (↑38KB) |