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1. 2002.1.27--東京都新宿区 早稲田大学戸山キャンパス(78K) |
2. 2002.1.27--東京都新宿区 早稲田大学戸山キャンパス(33K) |
今日は気象予報士試験の日だ。
指定された受験会場は早稲田大学戸山キャンパスだった。
試験を受けようと思ったのは、やはり桜に関係がありそうだからだ。
また、いつかはテレビの仕事をしたいという野望(笑)を持っているが、そのためには気象予報士資格を持っていたほうが有利だと思っているのだ。
昨年の暮れ頃から試験の準備を始めた。正月休みは実家にも帰らず、勉強に明け暮れた。だが、休みが明けると会社の仕事が忙しくてあまり十分に勉強できなかった。
今日はこれまでに見たことのないパターンの問題が出たこともあって、満足のいく解答は書けなかった。
合格発表は3月上旬だが、まぁ、きっと落ちているだろう。合格ラインは80点ぐらい、合格率は4%という厳しい試験だし、初めて受けた時の出来はこんなものかも知れない。
で、がっくり肩を落としながら大学の校舎を出て、ふと右側を見ると...
なんと、桜が咲いているではないか!
慌てて近づいてよく見てみる。確かに桜だ。1本の木にだいたい100輪ほどの花が咲いている。
この場所に冬咲きの桜があることは知らなかった。本当に偶然の出会いだ。
試験に来たはずなのになぜかカバンに1眼レフカメラとデジカメが入っていて(笑)、いつものように写真を撮る。
花は5弁。やや大きめの花が、ふっくらと咲いている。枝と萼の間が極端に短い。これはフユザクラの特徴だ。きっとこの木はフユザクラだと思う。
木の高さはだいたい2.5mぐらいか。成木とは言えない、まだ若い木だ。
校舎と壁にはさまれた狭い場所に立っていて、日当たりはあまりよくなさそうだ。これから元気に育つよう祈りたいものだ。
帰りがけに、警備員の方に桜のことを伺ってみた。
このキャンパスの中には桜が多いが、冬に咲く桜はあの木1本だけだという。あの桜が植えられた経緯はご存じないそうだ。
今日は資格試験の受験者だけがキャンパスの中に入れたが、普段の平日は誰でも自由に出入りでき、日曜日も受付で名前を記録すればやはり誰でも入れるそうだ。
なんだか、今日は桜に呼ばれてここに来た感じだ。
今日の収穫は、試験の合格証ではなくて、桜との出会いだったようだ。