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1. 日本で生まれアメリカで育った桜が、再び日本に戻ってきた。 2001.12.9--東京都足立区 江北北部緑道公園(73K) |
2. 夕日を浴びるジュウガツザクラ。 2001.12.9--東京都足立区 江北北部緑道公園(25K) |
3週前からの風邪がまだ治らないため、今週もまた近場シリーズの続きである。
それに、1週間前に転職したばかりで、まだ新しい生活の調子がつかめておらず、緊張も続いていてちょっと気分の乗りが良くない。今日は近場に行くほうがうれしい。
去年同様、足立区の江北北部緑道公園に向かう。南北約2Kmの細長い公園だ。ここには約105本のジュウガツザクラがある。
花期は10月下旬から11月下旬頃で、11月に入った頃が一番花が多いと聞いていた。だが、今日の桜もかなり見ごたえがある。
前回同様、公園の南の始点、鹿浜第一小学校前の桜がかなり濃厚に咲いている。春のソメイヨシノに例えれば4,5分咲きといった感じだ。
西に傾き始めた夕日を受けて、元々薄ピンク色の花が更に頬紅をはたいたように赤く見える。だが、強い北風に枝が揺れ、なかなかアップの写真が撮れない。
私のように桜を見上げている人はいない。秋の桜に関心がないのか、あるいは単に寒いから見に来る人がいないのかは分からない。近所の人たちにとっては当たり前の光景なのかも知れない。でも、犬の散歩には格好の場所らしく、入れ替わり立ち替わり、いろんな種類の犬がご主人さまたちを従えて散歩にやってくる。
ここの桜は、ジュウガツザクラも含めて「ワシントンからの里帰り桜」である。
明治時代の江北一帯は桜の名所であり、米国ワシントンのポトマック河畔にも贈られたが、江北の桜は堤防工事や公害の影響で衰退してしまった。昭和56年に区政50周年を記念してワシントンから35種約3000本の桜の里帰りを図り、この公園にも植えた、ということだ。
ということは、今ごろワシントンでも季節外れ(に見える)の桜が咲いているということだろうか。
いつか、ワシントンの春の桜と、秋の桜を、この目で見てみたいものだ。
下段はかぼちゃベイクドプディング。 (↑41KB) |