モバイラー中ちゃんの気まぐれ桜旅 title

2001年6月9日(土)
午前中は薄曇、午後の赤城山は霧。夕方から曇。

群馬県富士見村 赤城山



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1.
大沼のほとりのミヤマザクラ。
2001.6.9--群馬県富士見村 赤城山(46K)
2.
ミヤマザクラのアップ。他のサクラとは
花の付き方が違う。

2001.6.9--群馬県富士見村 赤城山(70K)
3.
牧場の大きなミヤマザクラ。
2001.6.9--群馬県富士見村 赤城山(84K)
4.
まだカンザンの花が残っていた。
東京都心なら4月中旬に咲く桜だ。
2001.6.9--群馬県富士見村 赤城山(67K)
5.
カンザンとつつじ。
2001.6.9--群馬県富士見村 赤城山(94K)


赤城山の桜の問い合わせ先
赤城ビジターセンター tel 027-287-8402


旅日記

いよいよ桜の咲いている場所が見つかりにくくなってきた。
今の時期に咲いていそうなのはミヤマザクラだ。昨日は心当たりの場所15ヶ所ほどに電話で問い合わせた。ミヤマザクラはあまり目立たない桜だし、花期が短いので、それほど注目されておらず情報も入りにくい。問い合わせの結果、山梨県大泉村の美し森と、日光、群馬県の赤城山でミヤマザクラが咲いているらしいことが分かった。
美し森と日光は去年行ったことがあるので、今週は赤城山に行こうと思う。万一情報が間違っていたり散ってしまっていたら、明日の日曜日に美し森か日光に行き、リカバリーをするつもりである。
果たして赤城山で桜に会えるだろうか。

前橋市内は薄曇で気温も25度近くあったが、レンタカーで標高1400mの赤城山に登っていくと突然霧に囲まれ、気温も15度ぐらいまで下がった。Tシャツ一枚では辛い寒さだ。
まずはミヤマザクラが咲いている場所について伺おうと思い赤城ビジターセンターへ。「そこに咲いていますよ」と指差された建物の裏には、確かにそれらしき花が。近寄ってみると、確かに独特の咲き方をするミヤマザクラだった。
教えてくださったビジターセンターの方に大いに感謝したい。

ミヤマザクラは、日本海を取り囲むように分布する自生種だ。日本では九州以北の亜高山帯に分布する。北へ行くほど低山でも見られる。花が小さく、花期が他の桜より遅いため、注目されることが少ない。でも、小さくて真っ白な、真円に近い花びらを持つ可愛い花を付ける。私の好きな桜の1つだ。
ただ、手の届かないような高い場所で、葉の上側に花が咲くから、写真には撮りにくい。

センターの方は大沼の近くにもあるのではないかとおっしゃっていたので、1周約6Kmの大沼を車でゆっくり2周してみる。車道に面した限られた範囲ではあるが、ミヤマザクラを3本見つけることができた。また、国民宿舎の前庭や別荘地区で、花期が終わりに差しかかった八重のカンザン(関山)を見つけた。カンザンは栽培種だから、これらの木はもちろん人が植えたものである。東京なら4月中旬に咲く桜がここでは2ヶ月近く遅く咲いているのだ。気候の違いを改めて実感した。
ちょっと色が褪せていたけれど、カンザンと会えるのはこの春最後だろうと思い名残を惜しんだ。

帰路には、県道沿いの牧場の中にも2本のミヤマザクラを見つけた。道路沿いなどの目に付きやすいところだけでも6本の桜を見つけることができたということは、山全体にはもっとあるということだろう。

今週はなんとか桜に出会えたが、来週咲いている場所が見つかるかどうかはさっぱり分からない。去年と同様、6月半ばに毎週桜旅は存続の危機を迎えてしまっている。


今日の食事
上は、美味を期待させる店構え。
下は雷神そば(そばとうどんのミックス)。
期待通りうまかった。(↑60KB)

今日のレンタカーでの走行距離:
72Km。
車種は3週間前と同じHONDA LOGO。小さいながらなかなかいい加速をする。厳しい上り坂のある赤城山の山岳道路でも平気だった。


今日の昼寝:
帰りの快速電車の中で40分ほど。
最近は交通費がかさんでいるので、上野−前橋間は、料金のかかる新幹線も特急も使わず、快速電車で往復した。

今日の宿:
東京の自宅。
明日はどこにも出かけず、久しぶりに自宅の片づけをしよう。



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