モバイラー中ちゃんの気まぐれ桜旅 title

2001年5月27日(日)
朝は曇。昼前から快晴。夕方から霧。

北海道根室市 清隆寺・市役所前、厚岸町 子野日公園・厚岸神社、別海町 奥行臼



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1.
清隆寺のチシマザクラ。
2001.5.27--北海道根室市 清隆寺(59K)
2.
チシマザクラのアップ。
ふっくらとふくよかに咲く、私の好きな桜だ。
2001.5.27--北海道根室市 清隆寺(59K)
3.
「花食い鳥」雀が、子房のまわりにある甘い蜜を求めて花を食い散らかしていた。
2001.5.27--北海道根室市 根室市役所前(49K)
4.
桜祭りが行なわれている公園。
2001.5.27--北海道厚岸町 子野日公園(65K)
5.
厚岸神社の参道。
オオヤマザクラは花だけでなく葉の色も好きだ。
2001.5.27--北海道厚岸町 厚岸神社(94K)
6.
道に迷っていて偶然見つけた立派な桜。
2001.5.27--北海道別海町(42K)
7.
馬の親子が偶然やってきた。
2001.5.27--北海道別海町 奥行臼(42K)
この写真のみフィルムカメラとスライドフィルム(FUJI VELVIA50)で撮影


根室市内の桜の問い合わせ先
根室市役所 TEL 01532-3-6111

厚岸町内の桜の問い合わせ先
厚岸町役場 TEL 0153-52-3131

奥行臼の桜の問い合わせ先
別海町役場 TEL 01537-5-2111


旅日記

朝6時に目が覚めてしまい、なんとなく2度寝ができそうにないのでそのまま活動開始。
今朝の根室の気温は1.2度まで下がったそうだ。風邪をひいている身には厳しい寒さである。

清隆寺は桜前線が到達する最東端の場所だ。1月上旬に沖縄を出発した桜前線が、4ヶ月半かかってやっとここまで来たのだ。
境内には数本のチシマザクラが植えられている。この桜は明治初期に国後島から移植されたもので、樹齢は100年以上と推定されている。
チシマザクラは、本州中部以北や北海道の高山、サハリン、千島に分布する小高木だ。清隆寺には樹高が3mに達するものもあり、チシマザクラとしては大きいのだそうだ。
境内にはちょうど満開の木と、少し散り初めている木とがある。先週末の時点ですでに5分咲きになっていたそうで、今週末は花が見られないかとやきもきしていたのだが、先週は寒い日が続いたため花が長持ちしたらしい。

根室市役所前のチシマザクラも満開だと聞いていた。でも花のボリュームがちょっと少ない。木の根元近くには、1枚1枚の花びらではなく、5弁の花がそのままの形でたくさん落ちている。
雀が「花食い鳥」と化し、花を食い散らかしているのだ。彼らのくちばしはメジロやヒヨドリのように尖っておらず、花の奥の子房のまわりにある甘い蜜を吸えるような構造になっていない。それで、どこで学んだのか外側から花を食いちぎって甘い子房周辺を食べているのだ。私が写真を撮っている最中にもぽろっ、ぽろっと花が落ちていく。怒って数羽の雀を追ったがすぐに戻ってきてしまう。
ここのチシマザクラはちょっとかわいそうだ。

厚岸にも何度か来たことがあるが、今日はちょっと特別だ。子野日公園で、北海道の桜研究の第一人者Aさんによる桜の観察会があるのだ。公園内を移動しながら、十数人の参加者がAさんによる分かりやすくかつ楽しい桜の説明に耳を傾ける。勉強になった1時間だった。こういう日に偶然厚岸を訪れることができて嬉しい。
天気予報では曇だったのに、厚岸に着いた途端快晴になった。天気予報が当てにならないのは困るが、いいほうに外れたからよしとしよう。

午後から奥行臼に戻る。昨日の曇空とは打って変わってこちらも快晴である。しかも、昨日は影も形もなかった山がはっきり見える。雪も残っている。ついでに普段は見かけない馬の親子までやってきた。
風景写真を撮るにはばっちりの条件が整った。

だが長居はしていられない。とても名残惜しいが飛行機の時間が迫っている。週末カメラマンの宿命である。
午後4時15分。カメラをしまうのもそこそこに急いで奥行臼を出発した。


今朝までの睡眠時間:
6時間。ビジネスホテルのカーテンがちゃんと閉まらないため、窓から外の明るさが漏れてきて6時に目が覚めてしまった。ちょっと寝不足。
今日の食事
今日のレンタカーでの走行距離:
275Km。
マニュアルミッションの車の場合追い越しをするときにギヤを4速に落とすと加速しやすい。今回のレンタカーはマニュアル車だったのでギヤと加速を意図的にコントロールでき、追い越しがちょっと楽だった。

今日の昼寝:
なし。唯一眠かったのはレンタカー運転中だったが、ガムを噛みながら我慢した。

今日のフライト:
JAS138便 釧路19:05発羽田20:45着予定のところ、機材の到着遅れで19:15頃発20:55頃着。機材はA300-600R。カテゴリー3という無線誘導装置が釧路空港に導入される前なら確実に欠航していたであろう深い霧の中、何事もないように飛行機は離陸した。雲の上から夕焼けが見えた。焼けるようなオレンジから白、そして暗い青へと変化するグラデーションが美しかった。

今日の宿:
東京の自宅。



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