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1. 2001.2.18--東京都文京区 小石川植物園(63K) |
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2. 2001.2.18--東京都文京区 小石川植物園(74K) |
3. 2001.2.18--東京都文京区 小石川植物園(32K) |
小石川植物園にカンザクラがあると聞いた。今年は厳しい寒さで開花が遅れているらしい。昨日、今日とやっと暖かい日和になったが、さて開花は進んだろうか。
小石川植物園は日本で最も古い植物園であり、1721年に幕府によって作られた。青木昆陽がサツマイモの試作をしたのもここだ。
現在、桜は26種類、約230本あり、その中にカンザクラ1本が含まれている。
カンザクラは、カンヒザクラとヤマザクラの交配種と言われている。熱海では熱海桜と呼ばれる。
私が見た感じでは、カンザクラはまだ4,5分咲きといったところだ。日当たりのいい南西側の枝の花は開いているが、反対の北東側はほとんど花が付いていない。
桜としては濃い目のピンク色をした花が、片親のカンヒザクラに似てやや下向き加減に咲く。
古い樹なのか背が高く、枝振りはかなり見事だ。時々西から差し込むやわらかな陽光を浴びて花がぼんやりと光る。
さすがに東京の公園らしく次から次へと人がやって来るので、人影の入らない写真を撮るのに多少苦労する。
寒さが緩んだので、今日はちょっとした散歩日和だ。
園内を歩いていて、空気がおいしいことに気付いた。やはり植物がたくさん集められているせいだろうか。23区内でこれほどうまい空気を吸ったのは久しぶりのような気がする。