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1. 2000.12.24--神奈川県鎌倉市 龍宝寺(56K) |
2. 2000.12.24--神奈川県鎌倉市 龍宝寺(56K) |
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3. 花柄が短くて花が枝に密着しているように思えることからも、これはフユザクラではないかと思う。 2000.12.24--神奈川県鎌倉市 龍宝寺(56K) |
今世紀最後のクリスマスイブである。街は飾り付けやイルミネーションで華やかに彩られているが、私には一緒に出かけてくれるパートナーはいない。
で、いつもの通り桜とデートである。
大船駅から徒歩20分で龍宝寺に到着。ここにはジュウガツザクラがあると聞いている。
龍宝寺は1503年創建という歴史のある寺院である。境内は思っていたよりもかなり広い。山門から2,300m歩くと本堂の手前に桜が咲いているのを見つけた。思わず顔がほころんでしまう。
入山時の注意に「無断撮影禁止」と書かれてあったので寺の方にお許しをいただいた。「20年ほど前に5本植えたが、今は3本しか残っていない」とのことだった。
早速写真を撮り始める。だが、どうも花がジュウガツザクラらしくない。
ジュウガツザクラは八重で、花びらがやや細目か、または花びらの周囲が縮れているものが多いが、ここの桜は一重で、花びらが細くもなく周囲にあまり縮れもない。
お寺の方に種類を確認すると、「種類ははっきりとは分からない。冬の霜が降りる頃までと、春に咲くので、私たちは二季咲とも呼んでいる」とのことだった。二季咲桜はシキザクラの仲間で花は小さ目なのだが、ここの桜はやや大き目なので二季咲桜でもなさそうだ。
私は花のプロではないのではっきりとは分からないが、花が一重であること、花びらがふっくらとした楕円であること、花柄が短く花が枝にかなり密着して見えることなどから、どうもここにあるのはフユザクラのように思える。
境内をさっと走り抜ける小動物がいた。鎌倉名物のリスだった。
周囲からは鳥のさえずりが聞こえる。広い境内には樹木や植物が多い。しかもきれいに掃除されている。今日はここ数日の中では一番暖かい。
こんな心地よい雰囲気の中、ゆったりした気持ちで桜を愛でることができた。私が桜の前にいた約1時間の間、他に誰も来なかった。
今日の昼食。量は少ないがさざえの歯ごたえがいい。煮物もおいしい。 |
今日の宿:東京の自宅。