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1. 2000.11.4--東京都墨田区 向島百花園(75K) |
2. 2000.11.4--東京都墨田区 向島百花園(85K) |
今年はできるだけ去年と違う場所に行こうと思っているのだが、向島百花園のコブクザクラが去年よりもよく咲いていると聞き、せっかくなので出かけてみることにした。
向島百花園は、江戸時代後期の骨董屋 佐原鞠塢(きくう)が親交のあった文人たちの協力を得て創設した。現在江戸時代から残っている公園は多いが、民間人が作った公園というのはここを除いてほとんどないらしい。
百花園とは、「四季百花の乱れ咲く園」という意味だそうだ。
たくさんの見学者が来ることなど想定していなかったためか、園内の歩道はあまり広くない。その歩道の両側には、様々な種類の植物が植えられている。
コブクザクラはジュウガツザクラとチュウゴクミザクラの雑種と言われている。1つの花に3,4個の実を付けるため、子供がたくさん授かって幸福だという意味でこの名が付けられた。
百花園では、例年の場合翌年1月中旬ぐらいまでと、春に花を付けるという。秋から冬にかけての開花期間の中では花の盛りは11月中旬とのことだが、今年はやや花の盛りが早いらしい。
コブクザクラは園内に2本あって、このうち池の近くにあるほうは8分咲きになっている。この木の正面にはすすきがたくさん植えられていて、満開近い桜とすすきのある不思議な風景が見られる。
コブクザクラの咲き具合は、確かに去年よりもいいようだ。薄いピンク色の花が枝いっぱいに咲いていて、春の桜を見ているような気分になってくる。
去年ここに来たときは天気が悪かったので、今年こそは陽の光を浴びている桜の写真を撮ろうと意気込んでいた。今日の午前中はまあまあの天気だったのだが、午後に入ると西から雲がやってきて、太陽を遮ることが多くなってきた。結局今年も、いい光線状態の写真を撮れなかった。1日中天気がいいという天気予報を信じて、午前中のんびりと洗濯なんかしていたのがいけなかったようだ。
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今日の宿:東京の自宅。