1998.3.28 ver.2
桜前線を追いかけて、できるだけたくさんの桜を見、たくさんの写真を撮り、そして少しでも多くの皆さんにその感動をお伝えしたいと考えています。
「うちの近くにこんな素敵な桜があったのか。昨日は6分咲きだったと書いてある。じゃあ、今週末にでも出かけてみるか...」 私のページをこんなふうに使っていただければとても嬉しいです。
旅のスタイル
九州から北海道まで、約3ヶ月間に渡って桜前線を追いかけます(ちなみに現在私は無職です)。交通手段は自家用車です。この車は、私の宿も兼ねます。車に泊まるのは、旅の資金が少ないというせっぱつまった理由と、桜の咲き具合は天候や気温に左右されやすく、各地でベストな桜を見るためには、あらかじめ予定をたて宿を予約しておくことが難しいことによります。ただ、連日車で寝るとさすがに疲れますので、週に1回程度はユースホステルなどにお世話になると思います。
その日の目的地は、直前の見頃情報によって決めます。ラジオのニュースを参考にすることもあるでしょうし、場合によっては市町村役場の観光課に電話をかけ、咲き具合を伺うこともあると思います。
旅の最終目的地は、日本で一番遅くお花見が行なわれることで知られている、北海道旭岳ロープウェイの旭岳駅(山麓駅)前、時期は6月中旬から下旬と予想しています。ここにはチシマザクラが植えられています。
この長旅に先駆けて、1月に沖縄、2月に伊豆 河津の桜を見てきました。こちらの様子もどうぞお楽しみください。
食事
桜前線を追いかける旅には、なによりも体力が必要です。前回の旅の経験から、食べ物をけちると旅が辛くなることが分かっているので、食費はけずらないようにしようと思っています。ただ、便利さに負けてカップラーメンに走る機会は多くなるかも知れません。
ホームページについて
実は、私は1995年にも桜前線を追いかける旅をしました。その時はパソコン通信NiftyServeの観光フォーラム(FTABI)に、時折各地の桜の様子を書き込んでいました。
しかし、残念ながら桜の美しさを文章で伝えるのは大変難しいことでした。
ところが、この3年間でインターネットのプロバイダは急速に増え、個人で安価にホームページを持つことが可能になりました。ホームページでは文字情報の他、見やすい形で写真も提供できるのはご存知の通りです。一方、写真の世界でも大きな変化が起き、最近は高画質のデジタルカメラを個人で手軽に持てるようになりました。
これらのサービスや機器の普及によって、写真を使って桜の素晴らしさをすぐにお伝えできるような環境が整ってきましたので、今回はホームページに写真と感想をアップしながら旅をすることを計画しました。(携帯電話の料金がもっと下がるか、あるいはデータ通信に強いPHSのサービス提供範囲が一層広がれば、もっとすばらしいモバイル環境と言うことができるでしょうが、残念ながら現状はそうではないようです。いろいろと調べましたが、今回携帯電話とPHSによるデータ通信はあきらめざるを得ませんでした。)
この旅もホームページの作成も、3月下旬から6月いっぱいまで続ける予定です。
5月上旬まではほとんど毎日桜の名所を訪ねることになると予想しています。そのため、桜と出会った感動を早くお伝えするため、できるだけ毎日更新したいと考えています。
ただ、車の運転、写真の撮影、パソコンの操作などをすべて一人で行なっているため、その日の行動によっては当日のうちにホームページの更新が間に合わないことがあると思います。その時は、申し訳ありませんが2,3日待ってみてください。
5月中旬以降は、おそらく北海道の桜を探訪することになると思います。北海道では、2,3日に一回の割で桜を見て、その様子をアップロードすると思います。
モバイル環境
いろいろ検討した結果、今回の旅には次のような装備で臨むことにしました。
さくらの種類の表記について
現在、日本には約340種の桜があり、現在でも新種が作出されて年に数種ずつ増えています。
残念ながら植物の専門家ではないため、私はその種類を正確に区別することができません。
このホームページでは、正確を期すため、「説明板などで桜の種類が明示されている場合」「パンフレットに明示されている場合」「役場などの人から説明を受けた場合」にのみ桜の種類を書くことにします。
それ以外は、例えば「山桜系ではないか」といった表現にさせていただきます。
お読みになっていて、桜の種類がはっきり分からないのは物足りないと思われることがおありになるかも知れませんが、どうぞご了承ください。