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5. 桜ヶ池の夕景とジュウガツザクラ。 1999.10.24--千葉県野田市 清水公園桜ヶ池前(81K) |
千葉県野田市の清水公園は春の桜で有名だが、秋に咲く桜もあると聞いて出かけてみることにした。事前に電話で伺ったところ、公園の方が「ジュウガツザクラはもう終わりました」と不安なことをおっしゃっていたが、さてどうだろう。
今日は日曜日とあって、公園には家族連れや若いグループなどが多い。
園内にはフィールドアスレチック、バーベキュー、キャンプ、ジャイアントスロープ、足こぎボートなど、みんなで楽しめる施設がある。
また、桜もソメイヨシノだけではなく、カンヒザクラやカワヅザクラなど、いくつかの種類のものが植えられているようだ。
園内の金乗院というお寺の前に、コブクザクラが咲いていた。この桜は、シナミザクラとジュウガツザクラの雑種である。1つの花にたくさんの実を付けるため、子供がたくさん授かって幸福だという意味でこの名が付けられたという。秋から冬の間と、春の2度に渡って開花するという。
花は少しピンクがかった八重咲きで、花は小さめだ。
2本あるうちの1本はちょうど人通りの多い公園の通路に面しているので、通りがかった家族連れなどが珍しそうに秋の桜を眺めていた。
第二公園広場には、ジュウガツザクラが10〜20本ほど植えられていた。どれも少しずつ花を付けていて、ソメイヨシノに例えれば3,4分咲きといったところだが、すべての花が満開にならないジュウガツザクラとしては精一杯の開花なのかも知れない。
幸いなことに、電話で公園の方がおっしゃっていたことは外れていた。
ミツバチが忙しそうに花から花へと飛び回っていた。桜の花の下で、モンシロチョウが羽を休めていた。
季節外れの桜の花は、彼ら昆虫たちに生活の場所を提供していた。
日が沈んだら急に冷え込んで、寒いぐらいになってきた。秋の深まりを肌で感じた瞬間だった。
今日の自家用車での走行距離:0Km。
今日の宿:自宅