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1. 弘前城天守閣から、本丸方向を望む。背景は岩木山。 1999.5.2--青森県弘前市 弘前城址(43K) |
2. 弘前城天守閣から、下乗橋方向を望む。 1999.5.2--青森県弘前市 弘前城址(68K) |
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3. 陽に透かして見た御滝桜。棟方志功が御滝桜と名付けたという。 1999.5.2--青森県弘前市 弘前城址(73K) |
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4. 岩木山神社の参道。 1999.5.2--青森県岩木町 岩木山神社(55K) |
5. 1999.5.2--青森県岩木町 桜林公園(66K) |
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6. 植樹を終えたばかりで、まだ十分に花を付けない木が多い「世界一の桜並木」の中で、精一杯咲いていた木々。 1999.5.2--青森県岩木町 (55K) |
早朝から弘前城址で写真を撮る。今朝は快晴になった。昨夜の雨が嘘のようだ。
昨日に続いて、桜は少しずつ花を落としている。お堀の水面にも花筏が増えていく。
城内をあちこち歩き回っているうちに、どこからか津軽三味線が聞こえてきた。その音に引かれるように歩いていくと、木陰で三味線を練習している初老の男性を見つけた。
後で知ったのだが、城内にある弘前市民会館で津軽三味線全国大会という催しが行なわれていたらしい。その男性も、おそらく参加者の一人だったのだろう。
桜が舞い散る様子に見とれている振りをして、耳は三味線の音に預ける。
津軽三味線は冬の厳しい風景にこそふさわしいものだと思っていたが、花吹雪にも意外に似合うようだ。少し物悲しい三味の旋律が舞い散る桜を惜しんでいるかのようにも聞こえ、私は思わず涙ぐんでしまった。
世界一の桜並木は総延長20Km、植樹した桜は約6700本という。ソメイヨシノではなく、オオヤマザクラを植えているところが少し珍しいような気がする。
ただ、こちらは平成7年度に植樹を終えたばかりとのことで、まだ幼木が多く、花付きも良くない。
あと数十年経てば、名実ともに世界一の桜の名所になるかも知れない。
今日一日を振り返ると、結果的に朝から夕方まで、ずっと岩木山のある桜の風景を撮り続けてきたような気がする。
今日の食事
今日の走行距離:94Km。
今日の宿:青森フェリー埠頭22:20発の函館行きフェリーびるご。船内で3時間しか寝られなかったので、函館フェリー埠頭で再び仮眠。