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1. 1999.3.13--静岡県修善寺町 修禅寺(58K) |
2. シュゼンジカンザクラの花は、遺伝的に近いカワヅザクラにかなり似ている。 1999.3.13--静岡県修善寺町 修禅寺(39K) |
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3. 1999.3.13--静岡県修善寺町 修禅寺(58K) |
4. 1999.3.13--静岡県修善寺町 修禅寺(45K) |
桜を見に出かけるつもりだったのに、仕事の疲れもあってちょっと朝寝坊をしてしまった。時刻表を調べたが、各駅停車だけで修善寺を目指すと乗り継ぎがかなり悪い。やむなく自由席特急券1380円也を追加投資して、東京駅から特急踊り子号に乗った。
踊り子号は使われている車両が特急らしくなくて、あまり好きになれない。普通電車がちょっと良くなった程度にしか感じない。今日乗っているのはもちろん普通車だが、去年河津に行ったときに乗ったスーパービュー踊り子号の普通車とは段違いだ(特急料金には多少違いがあるのだが)。
列車は熱海駅で伊豆急下田行きと修善寺行きに分かれる。踊り子号の唯一のメリットは、伊豆急下田や修善寺まで乗り換えなしで行ける点だろう。
修善寺駅から10分ほどバスに乗って修善寺温泉着。そこから2,3分歩くと修禅寺(お寺の名前はこういう漢字を書く)の山門の前に出る。
修禅寺の境内には5本の桜があり、いずれも満開に近い状態だった。中には少し散り始めている木もある。土曜日ということもあり、観光客が次から次へとやってきては、少し早い桜を楽しんでいた。
シュゼンジカンザクラは、カンヒザクラとオオシマザクラの交配種だと言われている。
前々回に見たカワヅザクラ、前回に上野恩賜公園で見たオオカンザクラと同じ組み合わせだ。
花の色は、同じ伊豆に咲くカワヅザクラにかなり近いと感じた。私の大好きな、上品なピンク色だ。でも、花付きはカワヅザクラのほうがちょっといいように思う。
カワヅザクラと違ってシュゼンジカンザクラのほうが樹高があるようだ。
同じ交配の組み合わせでも、かなり特徴の違う種が生まれるらしい。
お昼近くに一旦雲が切れたが、その後しばらくはやや暗めの曇空が続き、あまりいい写真が撮れない。やっと午後4時ごろになって薄日が差すようになり、撮影を再開。この時間帯になると、境内に下駄の音が響くようになった。宿が用意している下駄をつっかけて桜を見に来る観光客が増えてきたようだ。なかなか風情のある音だ。根拠はないけれどなんとなく桜に似合うような気がする。
来るときにやむなく特急券を支払ったので、今日も帰りは普通電車で東京を目指す。
余談になるが、帰りの普通電車が、新橋駅を出た辺りでぴかぴかの車体のぞみ号と並走した。よく見ると、今日営業運転を開始したばかりの700系新型車両ではないか。
写真の機材を持っていたこともあり、わざわざ入場券を買って東京駅の東海道新幹線のホームに行き、700系の新幹線の写真を何枚か撮った。先頭車両は、よく言われるようにカモノハシのくちばしに似ていた。一部の車両の横に「700系」のマーク(エンブレム?)が描かれていて、ちょっと目をひく。
でも、個人的にはやっぱり500系新幹線のほうがかっこいいような気がする。
今日の車での走行距離:0Km。
今日の宿:自宅