青空を背景に、熱海桜がふくよかに咲き誇っている。糸川沿いの300mほどの遊歩道に29本の桜が植えられている。 1999.2.6--静岡県熱海市 糸川遊歩道 ↑ click photo(46K) |
温泉寺の門の裏側に、形のいい大きな木があった。 1999.2.6--静岡県熱海市 清水山温泉寺 ↑ click photo(80K) |
1999.2.6--静岡県熱海市 サンレモ公園 ↑ click photo(76K) |
Infowebの皆様のご好意で、今年も桜旅のページを続けられることになりました。これからもよろしくお願いします。
私が見た今年最初の桜は熱海桜ということになった。
この桜は、種類で言うとカンザクラに当たる。熱海桜というのは地元での呼び名だ。
カンザクラはカンヒザクラとヤマザクラの交配種である。熱海市内各地に約200本が植えられている。1月10日頃からボツボツ咲き始め、1月下旬〜2月上旬に見頃を迎える。
熱海桜が見頃になったと聞いたので、11月の群馬県の冬桜に続いて、日帰りの小旅行で訪ねてみることにした。今日も自分の車を使わず、電車で移動する。
東京駅から東海道本線の各駅停車に揺られること約1時間半、熱海駅で伊東線に乗り換え、最初の停車駅来宮で下車。ここから海のほうへ向かって10分も坂を下ると糸川遊歩道に着く。
やはり伊豆は東京より暖かいのだろうか。遊歩道に着いた頃にはちょっと汗ばむほどになっていた。
糸川遊歩道には、長さ300mほどの歩道に沿って29本の熱海桜が植えられている。
花の直径は約2.5cm、やや薄めの上品なピンク色だ。桜は満開か少し散り気味といったところ。ディープブルーの空を背景に花を見ると、そのピンク色がひときわ引き立つ。
時折遊歩道を観光客が訪れるが、桜が咲いていることを知らなかった方も多いようで、少し驚きながら花にカメラを向けていた。
遊歩道から海沿いの道に出て、熱海港の方向へ歩く。
途中の海浜公園にも熱海桜があるが、現在工事中で敷地に入ることができない。遠目に見ると、ここでも桜は満開のようだった。
熱海港のそば、サンレモ公園に着いた。ここにも桜が多く植えられているが、残念ながらすでに西側の山の陰に入ってしまい陽が当たらない木が多い。ちょっと来る時間が遅かったようだ。
熱海梅園は日本一の早咲きの梅園として有名で、1月中旬〜3月中旬に梅まつりが開かれる。一方、熱海桜は梅より早い桜として知られているそうだ。
私が熱海を訪れた日にもちょうど梅まつりが行なわれていたが、私は梅の写真撮影はちょっと苦手だし、梅に浮気すると桜のばちが当たるような気がして、梅園には足を運ばずずっと桜を撮り続けた。
今日の車での走行距離:0Km。
今日の宿:自宅