2010年1月30日(土) 晴れ 沖縄県名護市 名護城、今帰仁村 今帰仁城址 |
2010年最初の桜旅日記は、例年通り沖縄からだ。
名護城(なんぐすく)の桜は、昨年よりはちょっと元気がないようだ。城の中段の鳥居付近は、はっきり言って日本人より基地関係のアメリカ人のほうが多いくらいだ。
アメリカ人は季節の花により強い興味を持つという。一方、沖縄の人は、桜の咲くこの時期が一年で一番寒いため、外出したがらないという(笑)。
沖縄の桜のほとんどはカンヒザクラ(寒緋桜)。ヒカンザクラ(緋寒桜)とも言うが、彼岸桜との区別をつけやすくするため前者の呼び方が多くなってきた。一応自生種であるが、沖縄本島のカンヒは人が植えたものだ。染井吉野に比べると花色が濃く、花びらが開ききらないような姿でやや下向きに咲くのが特徴だ。
このあと八重岳にも行ったが、渋滞の中日没を迎え、ライトアップもないため写真が撮れなかった。明日午前中に行こう。
今帰仁城址は世界遺産に指定されている。ライトアップは3年目を迎え、徐々に知られてきたせいか今年は去年の倍くらいの見物客であふれかえっている。多くは団体客だ。
石でできた城郭で土が少なく、桜の生育に適しているとは言えない。そのため木と花に元気がない。しかし、そんな中でも今年はまあまあの咲き具合だ。
このライトアップ、2008年からの3年間分しか予算がついておらず、来年以降開催するかどうかはこれから決めるのだそうだ。こうしてお客さんが増えたようにも思えるので、是非続けて欲しいものだ。2008年の1回だけで終わってしまった名護城のライトアップのようにはならないで欲しいと思う。
宿のチェックインの時間が迫る20:45、いつまでたっても見学客が途切れないのであきらめてギブアップ。明日は早めに来よう。
中段は桜アイスクリン、 下はおかずいっぱいの定食 (↑43KB) |