2009年1月31日(土) 晴れ時々曇 沖縄県本部町 八重岳、今帰仁村 今帰仁城址、名護市 名護城 |
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1. 個人的には沖縄一だと思っている八重岳の桜。 2009.1.31-沖縄県本部町八重岳(80K) |
2. 蝶、蜂、メジロが蜜を求めてやってくる。 2009.1.31-沖縄県本部町八重岳(54K) |
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3. 夕暮れの城址。 2009.1.31-沖縄県今帰仁村今帰仁城址(86K) |
4. え、今年はライトアップしてないんですか(泣)。 公園の照明の下で。 2009.1.31-沖縄県名護市名護城(60K) |
いよいよ沖縄の桜が見頃になってきた。
例年なら、1月20日頃の土日を使って沖縄に行っているところだが、今年は暖冬という予報が出ていたため、1月31日からの週に狙いを定めた。春の桜の目覚めには一定期間の寒さが必要なのだが、暖冬だと開花に十分な眠りが得られず、花がきれいに開ききらない。(これを、「花が寝ぼけている」と呼ぶ人もいる。) また、開花が遅れるのが通例だ。
しかし、である。沖縄は正月から例年にない寒さに見舞われたのだそうだ。暖冬という予報がひっくり返った。だが、私がチケットを取ったのは2ヶ月前であり、安い代わりに変更が全く効かない。涙を呑んで1月最終日に賭ける。暖冬でないなら、花の咲き具合はいいはずだ。
沖縄で最も桜が見事なのは八重岳だと思っている。その八重岳の桜はかなりいい。寒さが十分だったせいか、咲きそろっている感じがする。2006年は、地元の方曰く「20年ぶりの当たり年」で、私もいい写真を撮らせてもらった。昨2008年も暖冬でなかったせいでかなり良かった。今年もまた、暖冬でないために桜は見事だ。例年よりも1週遅れの訪沖とはいえ、散っている桜は幸いにも少ない。なんとか間に合ったという感じだ。
ここにあるのはほとんどカンヒザクラ(寒緋桜)。内地で見慣れた染井吉野に比べると、ピンク色がかなり濃く、やや花が下向きに咲くのが特徴だ。
桜の蜜を好むメジロがピーピーとにぎやかにやってきては、花から花へと蜜を吸って回る。
道路のほうもにぎやかで、山頂近くまで上がる並木の交通量が多い。ただ、桜が両側から枝を伸ばすものだから、行き違いに時間がかかる場所が多くなっていた。特に、大型タクシーやマイクロバスは離合が難しいからその後ろに必ず車の列ができる。とはいえ、夏場はほとんど車が来ないような山だから、対策として枝を切ってしまうのはかわいそうな気もする。
のんびり写真を撮っていたらもう午後4時。慌てて今帰仁城址に向かう。
ここは昨年からライトアップが行なわれている。ただ、去年かなり長時間にわたって撮ったため今年のライトアップの狙いは名護城に定めている。そのため今日は夕景だけを撮る。今帰仁城址の桜は今ひとつ元気がない。城が硬い岩でできていて土がよくないせいではないかと思っている。そんな中でも、今年はまあまあの咲き具合を見せてくれている。
暗くなった頃、名護城に行って驚いた。ライトアップしていない。昨年1年限りだったのか。あぁ、こんなことなら今帰仁で取り続けていたら良かった。でも、もうすぐ宿の夕食の時間なので、今更今帰仁に戻るのは難しい。ちゃんと情報収集しておくんだった…。
この時期の沖縄は、地元の人に「雨季」と例えられるくらい雨の日が多い。大陸の高気圧のへりにあたるため、悪天が多いのだ。晴天率は3割に満たないといい、地元の方は「野球のキャンプはなぜ好き好んで天気の悪い沖縄に来るんだろうか」といぶかしんでいる。
だが、今日は天気に恵まれた。空もまあまあいい色をしていた。明日もいいらしい。2日連続で好天というのは珍しいらしい。
明日の桜にも期待したい。
下は山うなぎ中心の夕食 (↑54KB) |