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2008年1月26日(土)
曇り時々雨、夜は一時強く降る
沖縄県名護市 名護城、名護中央公園、本部町 八重岳、今帰仁村 今帰仁城址
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1.
名護城の石段。満開までもう少しといった感じ。
2008.1.26-沖縄県名護市 名護城(79K)
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2.
ここに咲くのはカンヒザクラ(寒緋桜)。
ピンク色が濃く、やや下向きに咲く。
2008.1.26-沖縄県名護市 名護城(26K)
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3.
2008.1.26-沖縄県名護市 名護城(84K)
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4.
海に浮かぶのは伊江島。
2008.1.26-沖縄県本部町 八重岳(56K)
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5.
なかなかの咲き具合。花の色もいい。
2008.1.26-沖縄県本部町 八重岳(74K)
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6.
石段を琉装の女性たちが降りてくる。
地元の高校生が観光ボランティアを
しているそうだ。
2008.1.26-沖縄県今帰仁村 今帰仁城(79K)
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7.
今年始まったライトアップ。
2008.1.26-沖縄県今帰仁村 今帰仁城(58K)
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8.
こちらもライトアップ。
桜の花の形をしたライトは初めて見た。
2008.1.26-沖縄県名護市 名護中央公園(65K)
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旅日記
沖縄にやってきた。
飛行機のチケットの関係で、金曜夜入り、日曜昼戻りという効率の悪いスケジュールだが、まぁ、いたしかたない。
日本にあるほとんどの桜は、ある程度寒い期間を経験しないと春に花を開かない。この目覚めのことを休眠打破という。沖縄にあるカンヒザクラ(寒緋桜)も同様だ。
咲く前に寒さが必要なため、島の南より北のほうほど花が早い。また、本州と違い山の上のほうから花が開いていく。
また、寒さが必要なので、暖冬だと桜が咲きそろわず、花付きが悪く見えてしまう。2006年の沖縄は久しぶりに寒い冬で、桜景色はとてもすばらしかった。桜は20年ぶりの当たり年と言われたものだ。
今年は残念なことにやや暖冬と聞いている。昨夜見に行った那覇市内の桜はほとんど咲いていなかった。06年は那覇でも素敵な景色が見られたのに。
さて、沖縄北部や山上の咲き具合はどうだろう。
まずは北部の名護城へ。今年はやはり2006年には及ばない。開いた花が少ないようだ。
沖縄という場所柄、外国人の姿をたくさん見かける。花を愛でるという文化は万国共通であることを痛感する。
時折降る雨からカメラを護りながら写真を撮る。
続いて八重岳。沖縄屈指の桜の名所だ。花の色は今年も濃い目のようだが、やはり花の数は06年ほどではない。山頂近くのほうがやはり開花が早い。中には散り始めている木もある。
わずか5分だけ陽が差したのだが、カメラの準備をしている間にチャンスを逃してしまった。残念。
時折数羽のメジロがにぎやかにやってきて、桜の蜜を吸ってはまたどこかに飛び去っていく。枝が揺れて写真が撮れなくなるのでちょっと困ったお客さんだ。人間がハブ対策として沖縄に持ち込んだマングースが自然繁殖して沖縄本島を北上しており、小鳥の卵やヒナなどを襲う被害が広がってしまっているそうだが、ここではまだメジロたちは健在のようだ。
桜の枝が伸び、車道にはみ出している場所が多くなってきた。車が枝に触れたり、行き違いができなくて渋滞が起きたりしている。悩ましいところだ。
今帰仁城址では、今年からライトアップが始まった。撮影ポイントなどが全く分からないので、日没前の17時半からヤマを張って小高い場所に上がる。日没は18時過ぎ。20分ほどでやっとライトアップの見栄えがしてきた。ろうそくが揺れる200個ものあんどんはボランティアが作ったもので、週末のみ設置されるとのこと。通路は人並みが切れることなく続いて、盛況だ。
桜は残念ながらまだ3分咲き。岩の多い地面のせいか、八重岳に比べると桜の生長が遅いようだ。
岩が出ていてごつごつしており、日中でさえ危ないのに、明かりが少なくて更に危険な感じだ。私も1度だけ思い切りつまづいてしまった。
もう少し広場の足元にライトがほしいところだろう。
今日の最後はもう一度名護中央公園。桜に付けられた明かりはよく目立つ。桜の花の形をしたライトもぶら下がっていて面白い。こんな形のものは初めて見た。
上からブロロロという機械音が聞こえ、子供たちの歓声が上がったと思ったら。雪が降ってきた。とはいえ、本物ではなく、泡で作った人口雪だ。「スノーファンタジーライトアップ」とのこと。ライトアップされた桜の前を斜めに降り注ぐ人口雪はかなりロマンティックだ。
以前なら夕食は宿でゆっくり取ることができたが、今帰仁と名護でライトアップが始まったおかげで、沖縄北部の夜も忙しくなってきた。うれしいような、疲れるような(笑)。
食事などの価格が記載されていることがありますが、これは作成時点のものですので、お読みになっている際には変更になっている可能性もあります。
今日の食事
上左はパスタとサラダ、
上右は美しくておいしいデザート、
下左はこれまたおいしいお志るこ、
下右はうまさ凝縮のオニオンスープ
(↑47KB)
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- 朝:沖縄第一ホテルの名物、沖縄健康食の朝食をいただく。
今朝は、シークワーサージュース、豆乳、紅芋入りパン、パンにはいちごのジャムか、ごまペースト、はちみつをつけて食べる。おかずは、オオタニワタリの新芽、
島人参のオードブル・ゆで卵・トマト添え、
ゆしどうふ(固まっていないとうふ)のスープ・島とうがらしの粉をほんの少し入れていただく、
厚さ1cmはあろうかというアロエベラとセロリ、
田芋・枝豆と大豆添え、ふかした紅芋、
クブイリチー(昆布の炒め物)、
冬瓜のあんかけ、
パパイヤ炒め物・クコの実乗せ、生モズク、ハンダマの和え物、
血液を浄化するというニガナととうふの白和え、
ナーベラ(ヘチマ)の味噌のせ・酢大豆・パプリカ添え、長命草のサラダ、
デザートは甘菓子(5月4日の節句のお菓子で、青豆(もやしの豆)と押し麦で作る)、みかん。食後にはおいしいコーヒーをいただいた。オプションでサトウキビのジュースをいただく。
これで、600Kcalに届かない(オプション除く)というからすばらしい。体の中からきれいになれるような気がする。毎日こんな素敵な朝食が食べられるといいなぁ。
- 昼:八重岳近くのぐしけんという店で、ジューシーセット(ジューシー(雑炊))と沖縄そば)と、田芋のてんぷらをいただく。沖縄そばはだしがやさしくてほっとする味。麺のコシも適度。ソーキ(骨付き豚肉)は軟らかく煮てあって、骨まで全部食べられた。豚の三枚肉(バラ)もやうまみのある味付けがしてあっておいしい。ジューシーはやわらかめの炊き込みご飯という感じで素朴な味。満足な昼食だった。田芋のてんぷらはほんのり甘くてうれしいデザートだ。
- 夕:宿近くの食事処やまちゃんで、豚三枚肉(バラ)の黒味噌煮定食をいただく。味噌の香りがたっていて、豚肉はかなりおいしい。この店で以前食べたソーキのケチャップ煮もおいしかった。来るのが楽しみなお店だ。
- 今朝までの睡眠時間:
- 7時間。睡眠不足なんだよなー。今週の平日もほとんど終電帰りだったし、午前3時まで仕事した日もあったりして、全然疲れがとれてない。
宿泊した沖縄第一ホテルは、築6〜70年という古いもので、とても味のある建物だが(タイル張りのバスタブから水漏れしたりするが(笑))、2年後を目処に新しい建物に代わるそうだ(場所も移転)。跡地はマンションになる予定とのことなので、古い雰囲気を味わいたい方は急いだほうがいいだろう。
ホテルの中庭に2本の桜があるのだが、今日はまだほとんど咲いていない。この木も切られてしまうんだろうなぁ。
- 今日の昼寝:
- 今帰仁城址でライトアップが美しく見えるまでの間、立ったままで5分ほど居眠りをした。あぁ、眠い。
- 今日自分で運転した車の走行距離:
- 163Km。日産のmoco。走りはまあまあ。はめ込み式のカーナビが時々フリーズしてしまい、画面が真っ白になってしまうのは困りもの。
- 今日の宿:
- OKINAWA MOTOBU ゲストハウス。美ら海水族館の方や、近くにあるイルカ調教の専門学校の生徒さんたちも長期滞在する宿だ。美ら海水族館に勤めるイルカ調教師のSさん(23歳、女性)はとても前向きな方。今はちょうど、病気で尾びれを失ったイルカ「フジ」のプールにいるとのこと。私が感動したNHKの番組では、フジの人口尾びれは1回作り変えたくらいにしか放送されなかったが、実際はゴムが磨耗したりして使えなくなるので今のものはもう30個目くらいなんだそうだ。人口尾びれを作っている人たちの苦労がしのばれる。そのほかにも、言葉の通じないイルカとの、仕事の苦労や喜びをたくさん聞かせていただいた。人間の子育てや、会社でのマネジメントに通じるノウハウもあると思う。とても勉強になりました。
宿に着く直前から雨が強く降ってきた。荷物が多くて傘をさせないでいたらびしょぬれになってしまった。あぁ。
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沖縄県本部町 八重岳
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埼玉県川口市 見沼代用水沿い
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