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2007年2月10日(土)
晴れ一時曇
イタリア フィレンツェ近郊
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1.
高速道路を走るバスから見た花。
2007.2.10-イタリア フィレンツェ近郊(37K)
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2.
イタリアらしい背景が広がる。
2007.2.10-イタリア フィレンツェ近郊(41K)
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旅日記
10日間の、イタリア・フランス旅行に来ている。
NHKの「探検ロマン 世界遺産」で、水上都市ヴェネチアを見た両親が行ってみたいと言い出したのがきっかけだ。せっかくお金と時間をかけて遠距離まで飛ぶのだから、ヴェネチアだけでなくて他の3都市とパリまで含まれたパッケージツアーを選んだ。
私が無職の間でないと10日間という長い旅行に付き合えない。
両親にとっては初めての海外旅行。私にとっても初めてのヨーロッパだ。
で、特に桜に期待していたわけではないのだが、高速道路を走るツアーバスの中で、母が桜らしき花に気づいた。
場所は、歴史の街フィレンツェ近郊、カレンツァーノからフィレンツェに向かう高速道路A1号線沿いだ。家族3人ともかなり驚いた。
ベテラン添乗員さんによれば、この時期に桜が見られるのはかなり珍しいそうだ。
後から聞いたところでは、こちらではアーモンドが栽培されていて、その花は桜にそっくりなのだそうだ。だから、もしかしたらアーモンドなのかも知れない。ただ、遠くからなので区別はつきづらいし、アーモンドも桜に似てきれいなので、今回はこのページに書き留めておきたいと思う。(ちなみにアーモンドはバラ科サクラ属モモ亜属、サクラはバラ科サクラ属サクラ亜属。)
どちらであっても、私たちを楽しませてくれたことには変わりはない。
だいたい20本ほどは見ただろうか。自然の山に生えているものと、人家の庭や畑に植えられたものの両方がある。
種類は2種類に分けられる。1つは日本のオオヤマザクラ(大山桜)に近いものだ。木の形はオオヤマザクラに似ていて、花もはっきりとしたピンク色でオオヤマに近い。
もう1種類は、根元からほうき状に伸びた、それほど背の高くない桜だ。花の色はかなり白に近い。さくらんぼを取るセイヨウミザクラ(西洋実桜)にも似ているように思う。
どちらも、花の数は多くなく、咲き始めたばかりといった感じだ。
この日の最高気温は16度。日本で染井吉野が咲き始める最高気温は14度というから、こちらの桜が返り咲きする可能性はないわけではない。
本格的な春が来たわけではないだろうから、これから咲き続けるかどうかも分からない。
その後に回ったフィレンツェの街では、残念ながら桜を見ることはなかった。
↑クリックで拡大(45KB)。
ミケランジェロ広場から見たフィレンツェの街。
教会の尖塔以上に高い建物はない。
日本と比べると街並みがとてもきれい。
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↑クリックで拡大(59KB)。
フィレンツェの中心、花の聖母寺と呼ばれるトゥオモ。
街なかにはこんな歴史的建物がいっぱい。
建物の正面上を飾る聖人たちの彫刻もすごい。
手前は観光馬車。
ちなみに、この広場は観光客も多いが
スリもいっぱい(笑)。私にも分かった。
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それにしても、イタリアは観光客狙いの犯罪が多いようだ。
私の母も、街歩き初日にしてミラノで犯罪に遭った。女性トイレに並んでいて、手元を隠した移民らしき女性にバックパックを開けられてしまったのだ。貴重品を入れていなかったし、すぐに気づいたので何も盗られなかったが。
別にイタリア人が悪いわけではなく、大陸を移動しながら犯罪を繰り返すジプシーや移民などが多いそうなのだ(別に移民やジプシーがみんな悪いわけではないようなので念のため)。高速道路でも、観光客のバスと分かるとジプシーたち数人がモノをねだってわらわらと寄ってきたり、バスに入り込んで貴重品を盗んだりするそうだ。トイレ休憩もできればサービスエリアを避けたほうがいいとのこと。日本は犯罪者が流入しにくい島国で良かったなぁと痛感する。
↑クリックで拡大(22KB)。
フィレンツェの名所、ヴェッキオ橋。
民衆からの攻撃を恐れたメディチ家が
宮殿間を移動するため、完全に
覆われた橋を作った。
橋の1階には現在、金細工の店が並ぶ。
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なので、街歩きでは持ち物の安全に意識の一部を払い続けた。おかげで今日まではとりあえずトラブルに遭わずやってこれた。
さぁ、この後もイタリア・フランスで桜に出会えるだろうか。
食事などの価格が記載されていることがありますが、これは作成時点のものですので、お読みになっている際には変更になっている可能性もあります。
1ユーロ=160円で換算しています。
今日の食事
上左は大陸風の簡素な朝食、
上右はうまいフォカッチャとタコ・イカのサラダ、
フルーツ盛り合わせなどの昼食、
下左は夕食のパスタ、
下右はでかいフィレンツェ風ビーフステーキ。
(↑50KB)
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- 朝:ホテルでコンチネンタルブレックファスト(大陸風の簡素な朝食)。フランスパン、ラスク、マドレーヌ、コーンフレーク、はと麦をミルクに浸して、コーヒー、ミックスジュース。甘いものが多くて1日のスタートアップにはふさわしいけど、ハムやチーズのようなしょっぱいものも食べたいなぁ。
- 昼:参加しているパッケージツアーは午後から自由行動に入った。友人に教えてもらったおいしいイタリア料理屋を探したが見つからず、ヴェッキオ橋近くのセルフサービス店でランチ。サラミと生ハムのフォカッチャ(フォカッチャ(パン)を2つに割ってサラミや生ハムをはさみオーブンで焼いたもの)を1つずつと、ボイルしたイカ・タコなどのサラダ、フルーツ盛り合わせ、コーヒー2つ(両親と私の3人で分けた)。サラミのうまみが濃い感じで、あったかいフォカッチャとあいまってとてもおいしい。イカ・タコのサラダもなかなか。久しぶりに野菜と果物をいっぱいとれた。でも、合計24ユーロ(3,840円)というのはちと高いなぁ。観光地価格というのもあるだろうか。今回の旅では、各地で円の安さを痛感している。もし1ユーロ=100円だったら納得できる価格なんだけどなぁ。
- 夕:オプショナルツアーで行ったレストランFalcaniで、ビステカ・フィオレンティーナ(フィレンツェ風ビーフステーキ)の夕食をいただく。炭火焼で塩だけで味付けしたビステカ・フィオレンティーナと、パスタ、サラダ、デザート(アイスクリーム)またはフルーツ、ワインとミネラルウォーター飲み放題で30ユーロ(4,800円)。ステーキは骨付きだが300gぐらいはあるだろうか。普段肉を食べないのでかなり応えたけど、なかなかのお味。
- 今朝までの睡眠時間:
- 8時間。8時間の時差は初日になんとか吸収できたが、毎日緊張が続いているせいか眠い眠い。
- 今日の昼寝:
- なし
- 今日自分で運転した車の走行距離:
- なし
- 今日の宿:
- 昨夜に続き、今日もカレンツァーノのホテルデルタ(DELTA)。
このホテル、壁が薄いのが難点。隣の話し声がまる聞こえで内容まで分かってしまう(笑)。
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イタリア フィレンツェ近郊、ローマ コロッセオ付近
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茨城県水戸市 水戸第二中学校
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