2006年9月5日(火) 曇一時雨 沖縄県那覇市 識名園 |
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1. カンヒザクラのアップ。 この木は毎年初秋に花を開くという。 2006.9.5-沖縄県那覇市 識名園(21K) |
5日前に石垣島で返り咲き(狂い咲き)の桜を見た後は、八重山諸島の鳩間、小浜、黒、新城の各島を観光したり、シュノーケリングしたりして楽しんだ。以前の旅を合わせると八重山諸島の有人島にはすべて行ったことになる。
さて、今日は旅の最終日だ。那覇12:00発の飛行機で東京まで戻らなくてはならない。
もしかしたら那覇でも桜が見られるかも知れない、と思い、東京−石垣の移動のために乗り継ぎが面倒な那覇経由を選んでおいたのだ(昨夜は那覇に泊まった)。
その読みは当たった。那覇市の与儀公園で桜が咲いたとの新聞記事があったそうなのだ。私は記事を見ていなくて、そういう情報を耳にしたのみであるが。
朝9時に公園着。1時間ほどかけて100本以上ある桜をじっくり見て回るが、開花した桜はない。園内を掃除している方4人に伺ってみるが、その新聞記事のことは知らないし、咲いているものは見たことがないという。
おかしい。
私に情報を教えてくださった方が間違えたのだろうか。
携帯電話で新聞社の電話番号を調べて問い合わせてみる。
琉球新報社は「うちの記事ではないですね。沖縄タイムスさんではないですか」との返事だった。
で、沖縄タイムス社に伺うと、「8月30日の紙面に載せましたが、与儀公園ではなくて識名園ですね」とのこと。
やはり情報が違っていた。タイムスの方にお礼を言うのも早々に、タクシーに飛び乗って識名園へ。飛行機の出発まで2時間しかない。
15分ほどで識名園着。入口のおばさんは「もう散ってしまいましたねー」と言う。でも、ここまで来たからには自分で確認しなくてはいられない。入場料を払って園内に。
果たして。
カンヒザクラは咲いていた。1本だけが、10輪ほどの花をまだ残していた。良かった。
この桜は毎年初秋に開花するのだそうだ。園内にはこれ以外にも桜があるが、初秋から開花するのはこの1本だけとのこと。
花は初春の花に比べるとやや小さめ。花色は初春のものに近い、濃いピンク色だ。石垣島の返り咲き(狂い咲き)の花とは少し違っている。これも木の個性なのだろう。
今日の気温も32度ある。沖縄らしい蒸し暑い花見となった。
急いで空港に向かったが、那覇空港のカウンターでチェックインしたのは締切1分前。危なかった。
最後はかなりあわただしかったが、9月の桜も沖縄で見ることができた。とてもうれしい。
中段は昼食の空弁、祝弁当のラベル、 下は東京のファミレスで食べるパスタ (↑44KB) |