2006年6月30日(金) 晴れ時々曇 北海道羅臼町 羅臼湖 |
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1. 千島桜。 今日見つけた咲いている木はこれ1本だけ。 2006.6.30-北海道羅臼町 羅臼湖(81K) |
2. これまで見た中で一番遅咲きの桜。 まだ背丈の半分以上を雪渓に覆われている。 もちろん花は咲いていない。 2006.6.30-北海道羅臼町 羅臼湖(58K) |
羅臼湖周辺の千島桜が満開だという情報が入った。
26日に、桜が満開だったり散り始めだったりしたとのこと。ただ、それ以後2日間に渡って強い雨が降ったことが気になる。
羅臼湖周辺には確実に熊がいる。そのため、熊鈴、ラジオはもちろん用意し、熊スプレーの強力なヤツも入手してある(11,000円以上するのが痛手だが)。
朝8時、羅臼湖入口からトレッキング開始。
入口の歩道は川のようにザーザーと水が流れていた。雪解けのためだ。その先も足元は泥でぐちゃぐちゃになっていたりする。途中のホームセンターで600円で買った長靴が威力を発揮する(笑)。
これまで2回行ったことがあるが、雪渓は今年がいちばん残っている。
入口から10分ほどで、最も遅いと思われる桜の場所に到着。その桜は背丈の半分以上を雪に覆われている。ここでこんなに雪渓が残っているのは初めて見る。かなり悲惨な桜の姿だ。花は咲いていないどころか、つぼみでさえ姿を見せていない。でも、枝先の芽は膨らんでいて、葉の緑色が少し見えている。桜が生きていることを証明している。
その先、4本の桜を見つけたが、うち2本は見事に散ってしまっていた。きっとここ3日間の激しい雨のためだろう。1本はこれから花を付けるようだ。
そして、残り1本だけが辛うじて花を付けていた。まだ幼木で、枝の差し渡しは50cmほどしかない。湿原のはじっこのほうでひそやかに育っていた。
これからの成長に期待したいものだ。
転倒1回(足の下がガケだった(笑))、雪渓の踏み抜き1回、転倒未遂数回という難行の末、お昼前になんとか無事下山。とはいえ、今回の成果が少なかったのはとても残念だ。
ここ以外では、山でしか桜が咲かないはずだ。
嫌いな登山が再び待っている。
明日から7月。果たして7月の桜はうまく見つかるだろうか。
下はうまいそば (↑54KB) |