2006年6月26日(月) 晴れ、暑い 北海道東川町 旭岳温泉 |
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1. 千島桜。 背景は旭岳。 2006.6.26-北海道東川町 旭岳温泉(49K) |
2. 桜が植えられた園地。 2006.6.26-北海道東川町 旭岳温泉(82K) |
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3. 千島桜のアップ。 これは、花びらが丸っぽくて ふっくらとした咲き方をする木。 2006.6.26-北海道東川町 旭岳温泉(56K) |
先日訪ねた旭岳温泉の千島桜が、そろそろ見頃になったようだ。
ロープウエイの駐車場の横にある桜園地には数十本の千島桜が植えられている。
冬はロープウエイ会社の方が雪囲いをして桜を守っておられる。
千島桜はもとは野生の桜なので花の咲き具合には個体差が大きい。今日は五分咲きから散り始めまでまちまちといった感じ。でも、満開になっている木が多くて、見栄えがする。
今年は雪が多く、例年よりもやや遅い開花とのこと。確かに少し離れた場所には1m以上の雪渓が残っていたりして、今年の雪の多さを痛感する。
桜を見ていて「ああ、今年も大雪に負けなくて良かったね」と声をかけたくなる。
最近、千島桜の花には個体差が大きいことを専門家に教えていただいた。ここにある桜をじっくりと見ると、
花びらが丸っこくてふっくらと咲くタイプ、
花びらがやや細長くてちょっとスカスカに見えるタイプ、
花びらがやや小さめで楚々と咲くタイプ、
ややピンクが濃いタイプ
など、様々なタイプがあった。でも、かなり赤かったり、花びらにすじが入るような変わったものはここにはないようだ。
カメラを三脚に据えてじっくりかまえていると、たちまちサシバエと呼ばれるハエが何十匹と寄ってくる。放っておくとレンズの前を飛び回って邪魔したり、腕や首筋をチクッと刺したり、袖からシャツの中にもぐりこもうとしたりするので大変だ。時々オーバーアクション気味に腕を振り回して、ハエを追い払いながらの撮影となった。
標識には「日本で一番遅い千島桜」と書いてある。「日本で一番遅い」という言葉が「千島桜」にかかっているのであれば、それはきっと正しい。でも、ここ旭岳温泉に咲く桜が日本で一番遅いわけではない。北海道や本州の山岳部では、この後も、もしかしたら人知れず、7月にも桜が咲き続けるだろう。
車で楽な花見ができる場所は、ここ旭岳温泉が最後となる。この後の場所は登山やらトレッキングやらが必要で、身体を使わなくてはならない。
覚悟して花見に臨まなくてはならない。
下はうまいカレーそば (↑34KB) |