2006年6月20日(火) 雨 北海道足寄町 オンネトーのミヤマザクラ |
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1. 沼の前で咲くミヤマザクラ。 背景の山は阿寒富士。 2006.6.20-北海道足寄町 オンネトー(57K) |
2. オンネトーは、方向、風向き、天気などによって 様々な色に変わるという。 2006.6.20-北海道足寄町 オンネトー(67K) |
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3. ミヤマザクラのアップ。 花の付き方が他の桜とは異なる。 2006.6.20-北海道足寄町 オンネトー(25K) |
オンネトーに、遅咲きのミヤマザクラの様子を見に行った。
本当はとある山に登山がしたくて、まる1日待ったのだ。でも、気圧の谷の移動が予想以上に遅く、今朝の山は霧に覆われていた。登山を断念し、200Km以上先のオンネトーでミヤマザクラの咲き具合を確かめることにしたのだ。
このミヤマザクラ、目立たないし、遅咲きのため、あまり注目されない桜だ。町役場や営林署に問い合わせても「そんなのあったかな...」と言われたりして、咲き具合を教えてもらう以前に存在さえ知られていない。
そのため、自分で見に行くしか確認する手段がなくなる。今年はこれまでに2回来ているが、なかなかつぼみがほころんでくれない。さて、今日はどうだろうか...。
やった! 今日は7分咲きぐらい。写真が撮れる!
と喜んだのもつかの間、写真撮影教室ご一行様20人ほどが桜の周りに盛大に三脚を立てたため、思うような構図で写真が撮れない。結局、日差しがある瞬間にいい構図を逃してしまったようだ。
彼らが1時間半ほどで去った後は日差しが戻ることはなかった。まぁ、与えられた状況の中でベストを尽くすしかあるまい。
桜のある場所には、観光客が入れ代わり立ち代りやってくる。10人に1人くらいは「これ、桜かな」と気づくようだ。
葉は桜そのもの、木の皮も桜。花は5弁。ただ、花が小さく、色が白っぽいのと、花が葉の上につくのが他の桜と異なる点だ。
オンネトーとは、アイヌ語で「年老いた沼」という意味。この沼、方向、風向き、天気などによって様々な色に変わるという。
桜の前でずっと待ってみると、ほんのひと時、風が静かになり、水面が深い青色に沈む瞬間があった。なるほど、こういうことか。
その青の静寂は、再び吹き始めた風でかき消された。
結局5時間半桜の前で待ったが、思うような写真は1枚だけだった。
下はウーロン茶で作ったラーメン (↑45KB) |