2006年1月26日(木) 曇一時雨 沖縄県名護市 名護城・名護中央公園、国頭村奥集落 |
今日は早朝から名護城・名護中央公園で写真を撮る。
今朝も時折雨が落ちてくる。ただ、雨のおかげか神社参道に人影はなく、しばらくは思い通りの構図で撮影ができる。9時半頃団体客がわっとやってきて静かな撮影は終了。
中央公園の桜も今年はかなり見栄えがしてよい。以前だったら桜の花が少なくて通過していたような場所でも、今年はじっくり足を止めたりする。
公園では幼稚園生たちがビニール袋を持って散った花を集めている。何に使うのかと不思議に思っていたら、細く裂いた草の葉に花を通していた。
例えば染井吉野は、花が終わると5弁の花びらがばらばらになって散る。しかし、多くのカンヒザクラは、めしべだけを残してガクと花びらが一体になってすっぽり抜け落ちるのだ(写真左側)。ガクにはめしべがあった場所に穴があく。
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幼稚園生は落ちていた花を、ススキの葉を細く裂いたものに通して、腕輪や首飾り、髪飾りを作っていたのだ。(写真右端) 保育士さんは「花がこんな形で落ちるものだから、いい教材になっていますよ」と笑っていた。幼稚園生はさすがに根気がないらしく、どの子もせいぜい5つぐらい花を通しただけで他の遊びに夢中になっている。保育士さんは「集中、集中」と彼らに声をかけていた。
午後からは沖縄本島の北半分をぐるっと周るドライブに出かける。
北端の辺戸岬に近い奥集落でも桜が見頃。ただ、国道の歩道に作られた桜並木には元気がない。こちらは桜の根がほとんどアスファルトで覆われているため、桜が健全に成長できないからではないかと考える。
一方で、国道から少し離れた広場に植えてある桜は元気だ。根の環境の違いだろう。背景の山を入れて写真を撮る。
集落中心にある斜面の桜はいま一つ元気がなく少し残念。こちらは根の環境はよいはずなので気になる現象だ。以前よりも他の植物が旺盛に茂っているので、それらに負けているのかも知れない。
安波(あは)小学校の校庭のはじっこにある桜は枯れてしまっていた。小学生が巣箱をかけていて牧歌的な風景を作り出していただけに残念だ。
今日もまた天気が悪い。沖縄のこの時期の晴天率が3割程度ということは3日あれば1日は天気がいいはずなのに、悪天が4日続いている。明日こそは予報では晴れ時々曇なのだが、さてその通りになるだろうか。
上右は雰囲気のいい中でいただく沖縄産コーヒー、 下左は健康食材いっぱいの夕食、 下右は桜の花の天ぷら。 (↑50KB) |