2004年11月22日(月) 晴時々曇 広島県三原市 佛通寺、瀬戸田町 |
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1. 川と橋と紅葉を背景に咲く桜。 橋の名前は巨蟒橋(きょもうきょう)。 開山した大通禅師がこの地を訪れた時、 大蛇が自ら橋となり迎え入れたという故事にちなむ。 2004.11.22-広島県三原市 佛通寺(74K) |
2. 桜のアップ。 2004.11.22-広島県三原市 佛通寺(32K) |
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3. 耕三寺近くで咲いていた桜。 2004.11.22-広島県瀬戸田町(41K) |
毎年秋に紅葉の写真展を開いている関係で、桜のほかに紅葉の写真も撮りに出かけなくてはならない。勤労感謝の日をからめた飛び石連休を4連休にして、中国・四国地方の紅葉の写真を撮りにきた。
今朝はまず広島県三原駅からレンタカーを借りて佛通寺へ。ここはかなり悪い道の先にある山の中のお寺だ。道は一応舗装はされているものの、行き違いが難しい。途中から一方通行にして車の流れをスムーズにしようとしている。悪路に難儀しながらお寺着。
入場料を払って屋根のかかった太鼓橋を渡って、さあ紅葉の撮影だ、と気合を入れたところでなんと桜の花を発見! 紅葉そっちのけでこちらの撮影に熱中する。
桜の種類は不明。花は一重5弁。花の印象は、大きさといいやや奥目がちに咲くところといい四季桜に似ている。ただ、四季桜はガクが少しくびれたひょうたん型であるが、この桜はかなりくびれているのが違う。自信を持って四季桜とは言いにくい。
お寺の方によると、この桜は毎年11月初めから今頃までと、4月に咲くという。秋にも咲くので「ばかざくら」と呼んでいるそうだ(笑)。あちこちで秋咲きの桜をこう呼ぶことがあるが、ちと可愛そうな名ではある。
朝はほとんど日光が当たらなかったが、一通り紅葉の写真を撮り終えたお昼過ぎにやっと少し陽が差し込んだ。木漏れ日の当たる時間が限られているので、急いで写真を撮る。
この後、道しるべが少なくて4回道に迷った挙句、久井の岩海(がんかい)という、多数の岩が流れ出して川のように見える場所へ行ったが、残念ながら紅葉はほとんどなかった。
レンタカーを三原駅で返し、今度は瀬戸田行きの高速船に乗り換える。25分ほどで瀬戸田着。日没が迫る中急いで耕三寺に向かうが、紅葉はまだ色づきが足りなかった。広い境内をあちこち歩き回っているうちに閉園の5時を迎える。出口へ向かって歩き始めると、境内の横にある畑の中で桜が咲いているではないか。
一旦出口を出て、5分ほど歩いて桜のもとへ。畑の中には何本か桜があるが、咲いているのはこの木だけだ。花は一重5弁。秋に咲く種類ではない。おそらく返り咲き(狂い咲き)であろう。染井吉野のようにも見えるが、ガクがやや太めなのと花びらどうしの隙間がやや大きいのでこちらも確かには言えない。
葉は、大きく育ってうす汚れた緑色のものもあるが、新しい葉も出てしまっている。おそらく台風のせいで季節の感覚を狂わされてしまったのだろう。
今日は紅葉を撮りに来たのに、桜で始まり桜で終わった1日だった。
おいしいパンたち。 下は、連絡線時代が 思い出されるうどん (↑52KB) |